キバナアキギリの花。【気仙沼大島での秋の植物観察・その13】
☆2019年9月25日から27日まで宮城県気仙沼大島を訪ねました。高尾山の植物紹介のため時期が遅れましたが、気仙沼大島での植物観察を紹介しています。キバナアキギリです。(2019年9月26日撮影)。☆キバナアキギリは、本州から九州の低い山地の木陰に生えるシソ科アキギリ属の多年草です。☆茎は四角形で、高さは20~40センチになります。☆キバナアキギリの葉は対生で、長さ5~10センチ、幅4~7センチの三角状鉾型です。写真でも、基部が左右に張り出し鉾型になっているのがわかります。☆キバナアキギリの花期は8~10月で、茎の先に花穂を出し、淡黄色の唇形花を数段につけます。☆萼は、上下2つに分かれ、下唇はさらに2つに分かれています。脈上には長い毛があります。☆キバナアキギリの花は、長さ2.5~3.5センチの淡黄色の唇形花で、大きく開口しています。雌蕊花柱が上唇から突き出しています。☆花冠の中を見ると、1対の雄蕊があり、その下部に紫色の1対の仮雄蕊があります。☆2個の仮雄蕊は、先端が合着しています。☆キバナアキギリ(黄花秋桐)の名は、黄色い花が咲くアキギリです。アキギリ(秋桐)の名は、秋に花が咲き、花の形が桐に似ていることに由来します。☆キバナアキギリの花言葉は、「可憐」「華やかな青春」です。