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カテゴリ:山野草と野鳥たち
☆4月になりました。会社員の時は、新年度スタートの日として、心新たにしたものでした。
☆この4月を待っていたかのように、山野草が次々と咲き始めました。 ☆3月中旬に東伊豆で見かけたタチツボスミレが、日当たりの良いところから咲き始めました。大群落は、まだ咲いていませんでした。 ※再録※タチツボスミレ(立坪菫) 1.スミレ科スミレ属タチツボスミレ。 2.和名の「立坪菫」は、身近な道端や庭(坪)で見られることと、茎が立ち上がってくることに由来する。「スミレ」は、『牧野新日本植物図鑑』(牧野富太郎、北隆館)によると、「墨入れ」に由来するとのこと。花の形が、大工さんが使う墨入れ(糸に墨をつけて材木に直線を引くもの)に似ていて、それがなまってスミレになったというもの。これに対して、『植物名の由来』(中村博、東京書籍)によると、「墨入角(すみいれかく)」に由来するとのこと。古代の武者が持ち運んだ旗印(指物)で、墨取紙という正方形の紙を折り紙のようにたたんで作った紙細工がスミレ(菫)花の形に似ていることからスミレになったというもの。 3.日本を代表するスミレで、北海道から沖縄まで日本全土に分布する。 ☆歩道わきのコンクリートの隙間から、ヒメスミレが成長して、花を咲かせています。植物の生命力を感じます。スミレと同じく濃紫色ですが、全体に小さく、距の部分の色が薄いことや葉の形、茎や葉にノジスミレのような毛も見られないので、ヒメスミレと思われます。 ヒメスミレ(姫菫) 1.スミレ科スミレ属スミレ。 2.和名の「姫菫」は、小さい菫。「菫」は上記タチツボスミレ参照。 3.本州、四国、九州に分布する。 ☆ミミガタテンナンショウは、毎年同じ場所で咲いています。 ミミガタテンナンショウ(耳型天南星) 1.サトイモ科テンナンショウ属ミミガタテンナンショウ。 2.和名の「耳型天南星」は、仏炎苞の口辺部が耳朶(みみたぶ)のように張り出していることと、「天南星」は中国で夜空に広がる星のことで葉が広がる形に由来する。 3.岩手県・宮城県の太平洋沿岸、関東地方と山梨県の低山地、四国に分布。 同じテンナンショウ属に仏炎苞が緑色のマムシグサがあるが、どちらも、蝮(マムシ)の鎌首のような形で、蝮でも出そうなやぶの中で生えている。 ☆キランソウは、団地の芝生の中で花開いています。よく見ないと見逃してしまいます。青紫の花は、シソ科独特の形です。 キランソウ(金瘡小草、金襴草) 1.シソ科キランソウ属キランソウ。 2.和名の「金瘡小草」は、「金瘡」は切り傷のことで、切り傷に生葉汁を塗ると効果がある小さな草から。「金襴草」は、草むらに咲き広がる様子が織物の「金襴」の切れ端のように見えることからとのこと。「キランソウ」は、「キ」は紫を表す古語で「ラン」は藍色のことで、花の色に由来する。 3.本州、四国、九州に分布する。別名「ジゴクノカマノフタ」は、葉が地面に平らに蓋をしているように生えているからという説、春の彼岸(地獄の釜が開く)頃に花が咲くからという説がある。 ☆オオアラセイトウは、今が満開の時期でしょうか。オオアラセイトウについては、3月23日の日記を参照してください。 ☆ヒヨドリが、近所のブロッコリー畑に20~30羽来て、収穫時期の野菜を餌にしています。ヒヨドリについては、3月7日の日記を参照してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.02 05:18:12
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