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テーマ:楽天写真館(354374)
カテゴリ:野菜と園芸植物
☆ウォーキングコースの道端に、ワスレナグサがたくさん咲いていました。ワスレナグサは、ヨーロッパ原産で明治時代に渡来したムラサキ科ワスレナグサ属の園芸植物の総称で、野生化して日本全国に分布しています。
☆ワスレナグサ(忘れな草)の名は、英名のforget-me-not(私を忘れないで)の直訳です。中世ドイツの騎士が恋人の願いに応えて花を摘もうとして川に転落し、「私を忘れないで」と言い残したことに由来するそうです。 ☆ワスレナグサの花のつくりを観察してみました。薄青色の花冠は5裂しており、真ん中に5つに分かれる黄色い副花冠があります。この副花冠はスイセンにも見られますが、花冠が変化して突き出したものだそうです。副花冠から外側に向かって、白く盛り上がった筋が見えます。雄しべは5本で雌しべは1本だそうですが、花の中央を見ると5本の雄しべと雌しべが見えます。 ☆ワスレナグサと同じムラサキ科のキュウリグサが、ウォーキングコースで花盛りです。花といっても、見逃してしまうような直径数ミリの小さな花です。 ☆キュウリグサは、全国の道端や畑に生えるムラサキ科キュウリグサ属の2年草です。キュウリグサ(胡瓜草)の名は、葉をもむと野菜のキュウリのような香りがすることに由来するそうです。葉をもんでみましたが、確かにキュウリのような香りでした。 ☆キュウリグサの花のつくりは、同じムラサキ科のワスレナグサに似ています。淡青紫色の花冠は、5裂しており、真ん中に5つに分かれる黄色い副花冠があります。副花冠から外側に向かう白く盛り上がった筋はありません。小さい花なので、花の中の詳しいつくりまではわかりません。 ☆人の目で見ると見逃してしまうような小さな花ですが、昆虫の目で見るとワスレナグサと同じような美しい花に見えるのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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