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テーマ:楽天写真館(354357)
カテゴリ:山野草
☆シロツメクサが咲き始め、道端ではツメクサが咲いています。同じ「ツメクサ」ですが、昨年の自然観察の中で、名前の由来が違うことを知りました。シロツメクサは、ヨーロッパ・北アメリカ原産でマメ科シャジクソウ属の帰化植物です。
☆シロツメクサ(白詰草)の名は、これを乾燥したものが、江戸時代にオランダから長崎に輸入されるガラス製品の梱包材として使われたので、白い「詰草」と名付けられました。 ☆シロツメクサは、四葉のクローバーが、珍重されます。なお、ヨーロッパ原産で牧草として輸入されたものが各地で野生化しているアカツメクサもあります。 ☆道端の雑草で、繁殖力が強く、コンクリートやアスファルトの隙間にも生え花を咲かせているツメクサです。草丈は5~15センチメートルで、葉は線形で先端が尖っており、茎は分岐し地面を這ったり先端が立ったりします。 ☆ツメクサは、ナデシコ科ツメクサ属の1年草です。ツメクサ(爪草)の名は、葉の形が鳥の爪のような形をしていること、切った爪に似ていることなどから。 ☆ツメクサは、4月から7月にかけて、茎の先端に直径3~4ミリ程度の白く小さな花を咲かせます。 ☆ツメクサの花に近づいてみると、花を包んでいた5枚の萼片、同じく5枚の白い花びら、5本の雄しべ、雌しべは先端が5裂しており細い毛が見えます。花の後の実は、熟すと5裂して0.4~0.5ミリの種子を出すそうです。 ☆読みは同じ「ツメクサ」ですが、梱包材としての利用方法から名が付いたシロツメクサ(白詰草)、線形で先がとがった葉の形から名が付いたツメクサ(爪草)。それぞれの植物の名前の由来を調べていくと、その植物の歴史や特徴がわかり、それぞれの植物への理解や興味が深まります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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