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カテゴリ:山野草と園芸植物
☆近くの公園で、クリスマスローズの花が咲いており、数種類の品種があったので花のつくりを調べてみました。これは白い花の品種ですが、どの品種も見頃でした。
☆クリスマスローズは、キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草です。他のキンポウゲ科の植物と同じく、花びらのように見えるのは萼片で、本来の花びらは、退化して小さな筒状の蜜腺という形になり雄しべ束の外側に並んでいるというのですが、萼片と雄しべの間に薄黄緑色の筒状のものが見えます。 ☆クリスマスローズの花は、花びらのように見えるのは萼片なので、花弁(花びら)のようにすぐ散ることがなく、花のように長く鑑賞することができるのが特徴です。こちらの品種は、赤紫色の花です。 ☆やはり、萼片と雄しべの間に赤紫色の筒状のものが見えます。 ☆こちらの品種は、白い花でまわりが少し赤紫色になっている花です。 ☆花の中央に2本の雌しべ、それを取り囲む多数の雄しべ、少し赤紫色がかった萼片、数は少ないですが萼片と雄しべの間に薄黄緑色の筒状のものが見えます。 ☆こちらの花は、濃い赤紫色の品種です。萼片と雄しべの間にたくさんの大きな筒状のものが見えます。 ☆こちらの花は、チョコレート色の品種です。花の中央に5本の雌しべ、それを取り囲む多数の雄しべ、その周りに大きなチョコレート色の筒状のものが見えます。 ☆クリスマスローズの5種類の品種の花を観察してみましたが、それぞれ大きさや数は違っても、退化して小さな筒状の蜜腺という形になった本来の花びらがあることがわかります。先日観察した同じキンポウゲ科のキバナセツブンソウの花(3月1日の日記)でも、花びらは退化し先が2唇形になる黄色の蜜腺になっていました。 ☆昨年観察した同じキンポウゲ科のセツブンソウの花(2013年2月23日の日記)では、退化した花びらは黄色い蜜腺になっていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.05 07:07:39
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