しろうと自然科学者の自然観察日記

2014/04/10(木)06:13

冬野菜の菜の花。小松菜、聖護院大丸蕪、千筋京菜、自給自足で役立った冬野菜も、3月末からは菜の花になってしまいました。

野菜(59)

☆昨年末から3月まで、自給自足で役立った冬野菜も、3月末からは菜の花になってしまいました。これはこれで、目を楽しませてくれています。年間を通して、一番多く種を蒔き収穫してきたのは、小松菜です。 ☆小松菜は、アブラナ科アブラナ属の野菜です。江戸時代初期に、現在の東京都江戸川区小松川付近で、品種改良して栽培され始めました。ビタミン・カルシウム・カリウム・鉄など、ほうれん草に含まれる栄養分に似ているが、ビタミンB2の量は野菜の中でもトップクラス、カルシウムの量は、ほうれん草の5倍。首都圏・関西でも栽培され、立川市も生産が盛んな地域です。 ☆3月初めに種を蒔いた小松菜です。間引きをかねて順次収穫していきます。 ☆昨年初めて種を蒔いてみた聖護院大丸蕪です。種を蒔く時期が遅かったので、大丸蕪にはならず、直径5~10センチ程度の小蕪・中蕪を収穫しました。茎が太く大きな菜の花を咲かせました。 ☆聖護院大丸蕪は、アブラナ科アブラナ属の野菜です。江戸時代中期に左京区聖護院の農家が滋賀県から持ち帰った近江蕪がルーツで、その後改良され現在の形になったそうです。蕪にはアミラーゼを含んでおり、胃もたれ・胸やけ解消や整腸効果があるそうです。葉にはβ-カロチンやビタミンC、カルシウムやカリウムを多く含んでいて、根の部分より葉の部分の方が栄養をたくさん含んでいるそうです。 ☆小松菜同様、家庭菜園で一年中栽培し収穫している千筋京菜(水菜)です。地植えの水菜は、ハウス栽培されてスーパーで売られているものとは違い、直径20センチメートル以上の大きな株になり、シャキシャキとした歯ごたえがしっかりしています。 ☆水菜は、アブラナ科アブラナ属の野菜です。肥料を使わず、水と土だけで作られていたことから、水菜と呼ばれるようになったとのこと。古くから京都で作られていた冬野菜です。ビタミンA・ビタミンC、鉄分、カルシウムを豊富に含んでいます。水菜は、漬物・煮物料理やサラダなどの生食にも向く重宝な野菜です。 ☆3月初めに種を蒔いた水菜です。だんだん暖かくなり、成長が速いので、こちらも間引きをかねて順次収穫していきます。 ☆小松菜・聖護院大丸蕪・千筋京菜は、菜の花になってしまいましたが、春菊・法蓮草・フダンソウ(不断草)は収穫の時期です。写真は、毎日のように収穫している法蓮草です。

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