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カテゴリ:園芸植物
◎ラッパスイセン―一茎一花で副花冠が花被片と同じか長い品種。
☆ウォーキングコースを歩いていると、園芸植物のラッパスイセンが咲いていました。このスイセンは、昨年は3月に咲いていたように記憶しています。ラッパスイセンは、ヒガンバナ科スイセン属の多年草(球根植物)です。 ☆スイセンの花のつくりは、6枚に分かれた花びら(花被片)のうち外側の3枚は萼で、内側の3枚が本来の花弁です。中心にある筒状のものは副花冠です。副花冠について調べてみると、「副花冠は雄しべの付属物」、「副花冠は花冠や雄しべの一部が変形してできたらしい」という記事や、「副花冠はオシベの花糸が花弁化したうえで、その花弁どうしが合弁したものと考えられる」という記事がありました。 ☆スイセンは園芸品種が1万品種以上あるので、この副花冠の形や花の咲き方によって、スイセンの品種が便宜的に区分されているそうです。一つの花茎に一つの花が咲く品種で、副花冠が花被片と同じか、それより長い品種は「ラッパスイセン」というそうです。 ◎房咲き水仙―一つの花茎に数個の花が房咲きに咲く品種。 ☆ウォーキングコースで見かけるニホンズイセンです。ニホンズイセンなど、一つの花茎に数個の花が房咲きに咲く品種は、「房咲き水仙」と呼ばれるそうです。(2014年1月5日撮影)。 ☆同じくウォーキングコースで見かける房咲き水仙の品種です。(2014年3月29日撮影)。 ◎大杯水仙―一茎一花で副花冠が花被片の3分の一以上あり花被片より短い品種。 ☆しろうと自然科学者の庭で咲くスイセンです。これは、転居してきた28年前に球根を3個買って植えたものですが、毎年増え続け、庭を取り囲むように、数百(400~500?)の花を咲かせます。(2014年3月25日撮影)。 ☆このように、一つの花茎に一つの花が咲く品種で、副花冠が花被片の3分の一以上あり、花被片より短い品種は「大杯水仙(タイハイスイセン)」と呼ばれるそうです。(2014年3月25日撮影)。 ◎小杯水仙―一茎一花で副花冠が花被片の3分の一以下の品種。 ☆一つの花茎に一つの花が咲く品種で、副花冠が花被片の3分の一以下の品種は「小杯水仙(ショウハイスイセン)」と呼ばれるそうです。品種は少ないそうで、見かけたことがありません。他にも、八重咲きスイセンなど園芸品種の区分があるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.02.12 05:38:06
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