しろうと自然科学者の自然観察日記

2015/03/24(火)03:38

昭和記念公園で出合った緑色の鳥。アオジのようです。上面は褐色の羽毛で覆われ黒い縦縞が入り、喉が黄色いのと胸から腹がまだら模様なのが特徴のようです。

野鳥たち(149)

☆昭和記念公園の自転車専用道路で、緑色の小鳥を見かけました。前回見かけた時は撮り逃がしたのですが、今回はしばらく道路上にいたので撮影できました。アオジのようです。 ☆アオジは、ホオジロ科ホオジロ属の野鳥です。日本では亜種アオジが北海道や本州中部以北で繁殖し、中部以西で越冬するそうです。また少数ながら基亜種が越冬(冬鳥)や渡りの途中(旅鳥)のため、主に本州の日本海側や九州に飛来するそうです。 ☆アオジは、初めて観察できた野鳥です。上面は褐色の羽毛で覆われ、黒い縦縞が入り、上嘴は暗褐色、下嘴の色彩は淡褐色、後肢の色彩は淡褐色、下面が黄色い羽毛で覆われ、喉が黄色いそうです。写真で見ると、喉が黄色いのと胸から腹が黄色にまだら模様なのが特徴のようです。 ☆アオジは、植物の種子や昆虫類を食べ、地上で採食するそうですが、路上で餌を探しまわっているようです。 ☆アオジ(青鵐、蒿鵐、蒿雀)の名は、「アオ(青)」は緑も含めた古い意味での青の意でオスの色彩に由来し、「ジ(鵐)」は「シトド」の略でシトドはホオジロ科の鳥の古名だそうです。 ☆なお、昨日のオオルリでも紹介しましたが、『日本の野鳥』(竹下信雄著、小学館)によると、古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。

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