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カテゴリ:樹木
☆ウォーキングコース(玉川上水)に生えているシュロの木、花が咲く季節になりました。正確には、ヤシ科シュロ属のワジュロ(和棕櫚)です。日本では九州地方南部に自生していますが、日本のヤシ科の植物の中では最も耐寒性が強いので、東北地方まで栽培されているそうです。
☆シュロは雌雄異株・雌雄異花ですが、これは雄株・雄花序です。今年の花序の下には、枯れた昨年の雄花序が見えます。 ☆大型の苞から花序が出ています。シュロの雄株・雄花序は、垂れ下がった状態のまま開花します。 ☆開花した時期の雄花序です。6年前に撮影した写真がありました。(2010年5月16日撮影)。 ☆雄花序に近づいて見ると、クリーム色のたくさんの雄花が見えます。 ☆クリーム色の花弁は3枚、雄蕊は6本です。 ☆こちらは、シュロの雌株・雌花序です。 ☆雌花序は、垂れ下がった状態から上に伸びて、枝分かれしていきます。 ☆シュロの雌花序には、雌花と両性花があるそうです。雌花は淡い緑色で、3本の雌蕊と6本の退化雄蕊があるそうですが、近づけないのでわかりません。 ☆完全に開花した雌花序です。今年の花序の下には、枯れた昨年の雌花序が見えます。 ☆拡大してみると、雌花は淡い緑色で、花弁の中から3本の雌蕊が出ているのがわかります。 ☆こちらの写真でも、花弁の中から3本の雌蕊が出ているのがわかります。 ☆昨年の冬に見かけたシュロの雌株です。黒紫色のたくさんの実が見えます。(2015年12月25日撮影)。 ☆今年は、初めて雄株・雄花序・雄花と雌株・雌花序・雌花を丁寧に観察し比較することができました。ワジュロの雌雄異株と雌雄異花について、理解を深めることができました。ワジュロ(和棕櫚)の名は、中国原産のトウジュロ(唐棕櫚)と区別するために「和」が付き、「シュロ(棕櫚)」は漢名を日本語読みしたものだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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