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テーマ:楽天写真館(354362)
カテゴリ:山野草
☆約2週間、北海道の旅に出ていましたので、そこで見かけた植物などを紹介しています。第11回は、アメリカイヌホオズキです。
☆畑の脇にイヌホオズキの花を見つけました。イヌホオズキの仲間は、区別が難しいので、今後とも継続して観察していきたいと思っています。(2016年9月4日撮影)。 ☆花や実のつき方が散状ですが、小花柄がずれずに1点から出ているようなので、アメリカイヌホオズキと考えました。アメリカイヌホオズキは、北アメリカ原産で、1951年に兵庫県で発見され、北海道から九州まで全国的に分布するナス科ナス属の1年草です。 ☆イヌホオズキやオオイヌホオズキ(最後に紹介)の花や実は、花柄の先に小花柄が少しずつずれて順番につきますが、この写真では花柄の先の小花柄が1点から出ているようなので、アメリカイヌホオズキのようです。 ☆花序は、茎の節間から花柄を伸ばし、萼片は5つに分かれています。 ☆花冠は白色で、深く5つに分かれています。花冠の基部に黄緑色の斑紋があります。雄蕊は5本で、黄色い葯が雌しべを包んでいます。 ☆実は、初めは緑色で、熟すと光沢のある黒色になります。 ☆アメリカイヌホオズキ(亜米利加犬酸漿)の名は、アメリカ原産のイヌホオズキから。イヌホオズキ(亜犬酸漿)の名は、ホオズキに似て赤い袋を付けないので「似て非なるもの」の「非(イナ)」から「イヌ」に転訛したという説がありました。また、「イヌ(犬)」とは、役に立たないものにつけられることが多いようです。 ☆イヌホオズキの花言葉は、「嘘」、「嘘つき」、「真実」だそうです。「嘘」、「嘘つき」は、ホオズキの名がありながら赤い袋がついたホオズキとは実の形が全く違うことから名付けられたのでしょうか。「真実」は、それと反対に、イヌホオズキの全草を乾燥させたものが、生薬として解熱や利尿に利用され役だっているから名付けられたのではないかという記事がありました。アメリカイヌホオズキの花言葉は、「汝を呪う」、「男への死の贈り物」だそうですが、これは全草が有毒であることから名付けられたのでしょうか。 ☆こちらは、昨年秋にウォーキングコースでみかけたオオイヌホオズキです。(2016年9月27日撮影)。 ☆アメリカイヌホオズキと違って、オオイヌホオズキの実は花柄から小花柄が少しずつずれて出ているのがわかります。(2016年9月27日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.21 03:51:02
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