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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2016.11.27
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カテゴリ:樹木
☆昨日の日記で、「モミジの紅葉の仕組み」を紹介しました。続いて今日は、「黄葉」した葉はなぜ黄色になるかを紹介します。記事の作成にあたっては、国立科学博物館のホームページの「『紅葉』・『黄葉』のしくみ」を全面的に参考にさせていただきましたので、お断りしておきます。
◎秩父ミューズパークのイチョウ並木の黄葉です。(2016年11月17日撮影)。
  • 黄葉1.JPG

☆なぜ「黄葉」した葉は黄色に見えるのでしょうか。次のようなプロセスを経て、緑の葉は黄色に変わっていきます。
(1)落葉樹では秋になると落葉の準備が始められる。
(2)クロロフィル再生産が抑制され緑色が薄くなる。
(3)葉の中にもともと含まれていた黄色の色素が見えて来る。
◎荒川のライン下りで見かけた「黄葉」です。中央に黄色く見えているのは、クヌギの黄葉のようです。(2016年11月18日撮影)。
  • 黄葉2.JPG


(1)落葉樹では秋になると落葉の準備が始められる。

1.温度が低い場合には、十分な光があっても光合成効率は悪くなります。
2.葉それ自体も養分を消費しているため、葉が生産する養分が消費する養分より少ない場合に葉を残すことは植物の生存にとって不利になります。
3.冬の空気は乾燥しているため、葉の表面から水分が蒸発することも問題になります。
4.秋の晴天によって紫外線が増加し、活性酸素が増大するというデメリットも生じてきます。
5.そこで落葉樹では秋になると,落葉の準備が始められます。
◎荒川のライン下りで見かけた「黄葉」と「紅葉」です。青空に黄色く映えているのはクヌギの黄葉、下の方で赤く見えるのはモミジの紅葉です。(2016年11月18日撮影)。
  • 黄葉3.JPG


(2)クロロフィル再生産が抑制され緑色が薄くなる。

1.通常クロロフィルは常に分解・再生産されることを繰り返していますが、再生産が抑制され、分解だけが行なわれるようになります。
2.その結果、緑色が薄くなり、葉に含まれる他の色素の色が見えるようになります。
◎荒川のライン下りで見かけた「黄葉」です。青空に黄色く映えているのはクヌギの黄葉で、緑色や茶色に見えるものもあります。(2016年11月18日撮影)。
  • 黄葉4.JPG


(3)葉の中にもともと含まれていた黄色の色素が見えて来る。

1.葉にはクロロフィルと呼ばれる光合成色素と、「カロチノイド」という黄色の色素が含まれています。
2.黄色に見える「黄葉」は、クロロフィルが分解され、葉の中にもともと含まれていたカロチノイドという黄色の色素が見えて来ることで起こります。
◎荒川のライン下りで見かけた美しい景色です。緑色のものとともに、「黄葉」や「紅葉」、茶色に見えるものもあります。(2016年11月17日撮影)。
  • 黄葉5.JPG

◎荒川のライン下りの後の散策の途中で見かけた荒川流域の景色です。長瀞周辺の荒川流域の山々は、様々な色に色づいてきています。(2016年11月18日撮影)。
  • 黄葉6.JPG

◎同じく、荒川のライン下りの後の散策の途中で見かけた荒川流域の景色です。濃い緑色、黄緑色とともに、黄色、茶色、赤色などが混ざり、感動的な光景です。(2016年11月18日撮影)。
◎なお、紅葉が真っ赤に色づくためには、次のような条件が必要だそうです。(キッズgoo保護者のページ「紅葉豆知識~なぜ紅葉するの?」参照)
(1)日中の天気がいいこと。
・赤い色素となる糖分は光合成によって作られます。
(2)昼と夜の寒暖の差があること。
・夜の気温が高いと、昼間作った糖分を使って活動してしまうため、鮮やかな赤になりません。
(3)適度な雨や水分があること。
・乾燥しすぎると葉が紅葉する前に枯れてしまいます。
  • 黄葉7.JPG

◎荒川のライン下りで見かけた美しい景色です。天候に恵まれ、久々に心洗われた飯能・長瀞・秩父での4日間でした。(2016年11月17日撮影)。
  • 黄葉8.JPG






Last updated  2016.11.27 05:16:51
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