しろうと自然科学者の自然観察日記

2017/05/19(金)06:00

少し時期遅れの羊山公園の「芝桜の丘」。武甲山の雄大な姿を背景に、6種類の芝桜の品種を楽しむことができました。

園芸植物(98)

☆秩父・長瀞方面に出かけた時に、少し時期遅れでしたが、芝桜の花の名所羊山公園の「芝桜の丘」を訪ねてみました。満開の時期は過ぎており、芝桜まつりも2日前の5月7日に終わっていましたが、数種類の芝桜の花を見ることができました。(2017年5月9日撮影)。 ☆芝桜は、北米原産のハナシノブ科フロックス属の多年草です。多くの園芸品種があります。 ☆芝桜の葉は、小型で線形、針形です。 ☆茎先に、集散花序をつけます。萼片は針形で、毛が密生しているそうです。 ☆芝桜の花冠は5つに裂けて横に平らに開き、裂片の先は浅く2つに裂けています。雄蕊は5本で、雌蕊花柱は3本に分かれているそうです。 ☆数種類の品種を観察できましたので、記録として紹介することにします。「オーキントンブルー」です。 ☆「オーキントンブルー」は、「花は爽やかな青色」と表示されていました。薄い青紫色の花冠で、花冠の中央に濃い青紫色が目立ちます。 ☆「オータムローズ」です。 ☆「オータムローズ」は、「花はピンクの小輪」と表示されていました。薄いピンク色の花冠で、5つに分かれている花冠のそれぞれの中央に濃いピンク色の斑点が2つずつあります。 ☆「スカーレットフレーム」です。 ☆「スカーレットフレーム」は、「花はピンクの小輪」と表示されていました。比較的濃いピンク色の花冠で、花冠の中央に濃いピンク色が目立ちます。 ☆「マックダニエルクッション」です。 ☆「マックダニエルクッション」は、「花はピンクの大輪」と表示されていました。淡いピンク色の大きな花冠でした。 ☆「リットルドット」です。 ☆「リットルドット」は、「花は白色で中輪」と表示されていました。真白な花冠が印象的で、5つに分かれている花冠先端の切れ込みが深くなっています。 ☆「リットルドット」の花を観察していると、花冠が4つに分かれているものがありました。 ☆「多摩の流れ」です。 ☆「多摩の流れ」は、「花は白色にピンク色の班(ふ)が入っている」と表示されていました。薄いピンク色の花冠が白く縁どりされており、花冠の中央に濃いピンク色の斑点が目立ちます。最も印象に残った品種です。 ☆羊山公園の「芝桜の丘」、芝桜の満開の時期は過ぎていましたが、武甲山の雄大な姿を背景に6種類の芝桜の品種を楽しむことができました。

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