2017/05/29(月)06:00
ニワゼキショウの花。北アメリカ原産の帰化植物で、明治中期に花卉として渡来し、全国に広く帰化しています。
☆5月初めから、道端や芝生の中にニワゼキショウの花が咲いています。(2017年5月14日撮影)。
☆ニワゼキショウは、日当たりの良い道端や芝生にごく普通に見られるアヤメ科ニワゼキショウ属の1年草です。北アメリカ原産の帰化植物で、明治中期に花卉として渡来し、全国に広く帰化しています。花の色は、紅紫色と白紫色があります。
☆こちらは、白紫色のニワゼキショウの花です。ニワゼキショウの葉は扁平で線形、基部は茎を抱いているそうです。
☆ニワゼキショウは、茎の先に苞に包まれた花序を出し、細い花柄のある6弁化をつけます。
☆ニワゼキショウの花は直径約15ミリ、6枚の花被片は淡紅紫色で紫色の筋があり、基部は合着しています。6枚の花被片は、内花被片3個と外花被片3個からなり、内花被片の方がやや幅が狭くなっています。雄蕊は3本です。
☆花被片の内側は紫色が濃くなっており、基部は合着しており色は黄色です。雄蕊の真ん中に柱頭が3つに分かれている雌蕊があるのですが、確認できません。
☆ニワゼキショウの花の花被片の基部と子房には毛があります。子房下位なので、果実になる部分は花被片の付け根よりも下にあります。左側には、丸く大きくなってきている果実が見えます。
☆ニワゼキショウ(庭石菖)の名は、葉がサトイモ科のセキショウに似ているので、庭に咲くセキショウから。
☆ニワゼキショウの花言葉は、「繁栄」「豊富」「豊かな感情」「愛らしい人」「きらめき」などだそうです。「繁栄」「豊富」は繁殖力の強さから、「豊かな感情」「愛らしい人」「きらめき」は花の様子から付けられたのでしょうか。