しろうと自然科学者の自然観察日記

2017/08/29(火)06:00

スベリヒユ。抜いても抜いてもまた次々に生えてくる畑の雑草の代表です。昔から食用にされており、茹でておひたしにして食べていたそうです。【新潟市北区での自然観察・その9】

山野草(1865)

☆8月12日から14日まで、新潟県県新潟市北区に行きました。新たな植物との出合いもありました。新潟市北区での自然観察を紹介しています。道端や畑で見かけたスベリヒユです。(2017年8月13日撮影)。 ☆スベリヒユは、畑地や市街地など日当たりの良いところに生えるスベリヒユ科スベリヒユ属の1年草です。 ☆スベリヒユの茎は、円柱形で表面は平滑で赤紫色を帯び、長さは15~30センチ、下部は地をはって広がり上部は斜上します。葉は長円形の肉質です。 ☆スベリヒユの葉は互生で肉質、長さ15~25ミリの楔形を帯びた長楕円形です。 ☆5年前に観察したスベリヒユの花です。黄色い5弁花で、たくさんの雄しべ、雌しべの柱頭は5裂、萼片は2枚で花の後に大きくなって実を包むそうです。(2012年8月28日撮影)。 ☆スベリヒユ(滑莧)の名は、昔から食用にされており、茹でておひたしにして食べていたそうです。「スベリ」は茹でると独特のぬめりがあることに由来し、ヒユ(莧:「草冠」に「見る」の字)は「ひよこ」と同語源で「小さく可愛らしい草」という意味から付けられているという記事がありました。 ☆スベリヒユは、果実の中にたくさんの種子ができます。抜いても抜いてもまた次々に生えてくる畑の雑草の代表です。スベリヒユと同じスベリヒユ科スベリヒユ属の園芸植物には、マツバボタンやハナスベリヒユ(ポーチュラカ)があります。ポーチュラカは、スベリヒユ属(Portulaca)の学名です。

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