しろうと自然科学者の自然観察日記

2017/12/19(火)05:00

ミゾソバの花。【秋の静岡県富士宮市での自然観察・その27】

山野草(1865)

☆9月25日から28日まで、静岡県富士宮市へ行きました。田貫湖周辺などで自然観察をしました。静岡県富士宮市での自然観察を紹介しています。ミゾソバの花です。(2017年9月26日撮影)。 ☆ミゾソバは、北海道から九州の溝や水辺に多いタデ科イヌタデ属の1年草です。茎は地を這い、節から根を出し、上部は立って30~70センチになります。 ☆ミゾソバの葉は、卵状鉾(ほこ)形で4~10cm、先は鋭く尖っています。葉の形から、別名は「牛の額」です。なお、最上部の葉は、先が尖った楕円形のようです。葉には八の字の斑が入ることが多く、写真でも確認できますが、ないものもあるそうです。 ☆9月中旬に高尾山で撮影したものですが、ミゾソバの葉の縁には短毛があります。(2017年9月14日撮影)。 ☆ミゾソバの葉柄には、逆刺があるそうですが、葉柄の上部に逆刺が見えます。 ☆ミゾソバの花は、茎の先に頭状につきます。 ☆ミゾソバの花は、花弁のような萼が5つに深く分かれ、雄蕊は8本、雌蕊柱頭は3つに分かれています。写真でも、雌蕊柱頭が3つに分かれているのが確認できます。この写真は、9月中旬に高尾山で撮影したシロバナミゾソバの花です。(2017年9月14日撮影)。 ☆ミゾソバ(溝蕎麦)の名は、溝など湿気のある所に生えていて、見た目がソバ(蕎麦)に似ていることから。 ☆ミゾソバの花言葉は、「純情」だそうです。

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