2018/01/09(火)05:00
オオウバユリの果実とヤマユリの果実。【秋の裏磐梯での自然観察・その8】
☆昨年10月9日から11日まで、福島県の裏磐梯に行きました。秋の裏磐梯での自然観察を紹介しています。オオウバユリの果実です。(2017年10月10日撮影)。
☆2016年の夏に撮影したオオウバユリの花です。オオウバユリは、北海道と本州(中部地方以北)に自生するユリ科ウバユリ属の多年草です。(2016年8月1日撮影)。
☆オオウバユリの果実は蒴果(さくか)で、中には大量の種子が入っています。オオウバユリの果実は裂開し始めており、裂片が格子状の繊維でつながっているのがわかります。果実は3室に分かれ、それぞれに2個の種子が並んで積み重なっています。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。
☆オオウバユリの種子は長さ約12ミリ、周囲に幅約2ミリ翼があります。この種子の数を調べた方によると、1個の果実に600~650枚の種子が入っているそうです。
☆ヤマユリの果実です。(2017年10月10日撮影)。
☆2016年の夏に撮影したヤマユリの花です。ヤマユリは、本州(近畿以北)の山地の草原や林の中に生えるユリ科ユリ属の多年草(球根植物)です。火山地帯には多いということなので、裏磐梯などは生育に適しているようです。(2016年8月1日撮影)。
☆ヤマユリの果実は、他の百合と同じように蒴果(さくか)で、中には大量の種子が入っています。果実は6つの陵がある紡錘形で、3室に分かれ、それぞれに2個の種子が並んで積み重なっています。
☆オオウバユリの花については、「オオウバユリ【裏磐梯での自然観察 その5】」(2017年1月6日の日記)で紹介しました。
◎オオウバユリ【裏磐梯での自然観察 その5】(2017年1月6日の日記)。
http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170106/
☆ヤマユリの花については、「ヤマユリの花」(2017年7月13日の日記)で紹介しました。
◎ヤマユリの花(2017年7月13日の日記)。
http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170713/