しろうと自然科学者の自然観察日記

2018/03/20(火)05:00

ミズヒキの花。【秋の昭和記念公園での自然観察・その39】

山野草(1865)

☆冬の間は季節の変化が少ないので、昨年秋に観察して紹介できなかった自然観察を紹介しています。ミズヒキの花です。(2017年10月3日撮影)。 ☆ミズヒキは日本全土に分布し、林の縁や藪などの山野に生えるタデ科ミズヒキ属の多年草です。 ☆ミズヒキの品種で、花(萼片)が全て白い品種をギンミズヒキと言います。 ☆ミズヒキの葉は互生し、中央付近に黒い斑紋があります。なお、花が密集して付き、葉の表面に黒い斑紋がないシンミズヒキという変種があるそうです。 ☆ミズヒキは茎の先に総状花序を出し、小さな花が横向きに穂状につき、花の付き方はまばらです。 ☆ミズヒキは、花被片(萼)が深く4つに分かれ、上の3枚は赤く下の1枚は白です。 ☆雄蕊が5本あり、雌蕊の花柱が2本あります。 ☆ミズヒキは、花が終わった後に花被片が閉じて残っています。花の後には長く伸びる花柱が2本残り、先がカギ状に曲がっています。 ☆ミズヒキの果実は、花被片に包まれたまま熟し、先がカギ形に曲がった花柱がそのまま残り、これが「ひっつき虫」として動物などにくっついて広がっていきます。 ☆ミズヒキ(水引)の名は、花の色が上は赤で下は白なので紅白の水引に例えたそうです。 ☆ミズヒキの花言葉は、「慶事」「祭礼」「感謝の気持ち」「寿」などだそうです。ミズヒキ(水引)の名に由来する花言葉のようです。

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