|
テーマ:楽天写真館(354367)
カテゴリ:山野草
☆4月22日、八王子市・高尾山での自然観察会に参加しました。今後の自然観察のために、記録としてまとめ、その内容を順次紹介します。アカネです。(2018年4月22日撮影)。
☆アカネは、本州から九州の山野にごくふつうに見られるアカネ科アカネ属のつる性多年草です。茎はよく分岐し、長さ2メートルほどになります。 ☆アカネの茎には、4つの陵があります。陵の上には、下向きの棘があります。 ☆葉柄や葉の縁、葉の裏面脈上にも下向きの刺があるそうですが、写真でも葉の縁や葉の裏面脈上、葉柄に下向きの棘があることが確認できます。 ☆アカネの葉は、4枚が輪生しているように見えます。葉は長さ3~7センチの三角状卵形または狭卵形で、先端はしだいに細くなって尖り、基部は心形です。4枚輪生しているように見える葉のうち、2枚は托葉が変化したものなので、実際は2枚の葉の対生で「偽輪生」と呼ばれるそうです。 ☆枝が出ている方向の葉とその向かい側の葉が本来の葉で、その他の2枚が托葉の変化した葉だそうです。左上の葉の付け根に芽が見えるようなので、左上の葉と向かい側の右下の葉が本来の葉で、右上の葉と向かい側の中央下の葉が托葉の変化した葉なのかもしれません。 ☆昨年7月に観察したアカネの花です。アカネの花冠は黄緑色で、5枚の裂片は卵形で先が尖っています。雄蕊は5本あり、葯は黄色です。(2017年7月26日撮影)。 ☆昨年11月に観察したアカネの果実です。アカネの果実は、直径5~7ミリの液果で、黒く熟します。普通2個がくっついていますが、1個だけしか発達しないものもあります。果実には、種子が1個入っています。(2017年11月3日撮影)。 ☆アカネ(茜)の名は、根は黄橙色ですが乾燥すると赤色になるので「赤根」から「茜」に転化したそうです。アカネの根はヒゲ状で、煮だすとアリザリンという赤い染料を抽出することができるそうです。昔は、赤色の染料として使われたそうです。茜色(あかねいろ)とは、沈んだ赤色、暗赤色のことで、夕焼け空の形容に用いられています。 ☆アカネの花言葉は、「私を思って」「媚び」「誹謗」「傷」「不信」などだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山野草] カテゴリの最新記事
|