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カテゴリ:樹木
☆4月22日、八王子市・高尾山での自然観察会に参加しました。今後の自然観察のために、記録としてまとめ、その内容を順次紹介しています。コクサギの雄花です。(2018年4月22日撮影)。
☆コクサギは、本州・四国・九州の低地の二次林に生えるミカン科コクサギ属の落葉低木です。高さは、1.5~3メートルです。 ☆コクサギは、左右に交互に2枚ずつ並んでいる独特の葉の付き方が特徴で、「コクサギ型葉序」と呼ばれています。葉序の進化は、輪生→十字対生→コクサギ形葉序→互生となり、コクサギ型葉序は十字対生に由来するもので、対生から互生への移行型と考えられているそうです。 ☆コクサギは、雌雄異株・雌雄異花で、雌株の雌花は1個だけ咲き、雄株の雄花は総状花序に咲きます。これは、雄株の雄花です。 ☆雄花序は総状花序で、長さ2~4センチで、花を十数個つけます。雄花は、長さ1~3ミリの花柄があります。萼片は狭三角形で先は尖り長さ約1ミリ、花弁は4枚で長さ1~2ミリの楕円形、雄蕊は4本あります。 ☆こちらは、雌株です。 ☆雌花は、花が終わって果実が成長してきています。雌花は単生で、長さ3~5ミリの花柄があります。雌花は雄花より大きく、萼片は長さ約2ミリの卵形で、花弁は長さ約3ミリの長楕円形、4個の小さな退化雄蕊と中央に1個の雌蕊があり、雌蕊柱頭は4つに分かれているそうです。 ☆コクサギの果実は、4個の分果に分かれています。分果は長さ8~10ミリの緑色で、秋に熟すと淡褐色になり、2つに分かれて乾燥した果皮が割れて反転し黒褐色の丸い種子を勢いよく弾き飛ばすそうです。 ☆コクサギ(小臭木)の名は、枝や葉に特有の臭気があること、低木でクサギ(臭木)に比べて小さいことから名づけられたそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.05.29 05:00:12
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