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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.08.25
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カテゴリ:山野草
☆7月31日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(14回目)に行きました。その内容を紹介します。アキノタムラソウの花です。(2019年7月31日撮影)。
  • アキノタムラソウ01.jpg

☆アキノタムラソウは、本州以西に分布し山地や野原、道端に生えるシソ科アキギリ属の多年草です。学名は、Salvia japonica。日本のサルビアの意味のようです。高さは、20~80センチになります。茎の上部は多少分枝します。
  • アキノタムラソウ02.jpg

☆アキノタムラソウの葉は対生し、3~7個の小葉からなる奇数羽状複葉です。下部の葉には長い柄があります。小葉は、長さ2~5センチの広卵形です。
  • アキノタムラソウ03.jpg

☆アキノタムラソウの花期は7~11月で、花穂は10~25センチと長く伸び、10段前後に輪生する薄紫色の花をつけます。
  • アキノタムラソウ04.jpg

☆アキノタムラソウの萼は唇形で長さ5~6ミリ、上下に2つに分かれ、下唇はさらに浅く2つに分かれています。萼には腺毛が多く生えています。
  • アキノタムラソウ05.jpg

☆アキノタムラソウの花のつくりは、花冠の大きさが1センチメートル前後で、上唇は直立し下唇は左右と下の3つに分かれています。下唇の中央先端は2つに分かれています。鮮明な写真が撮れていなかったので、3年前に撮影した写真を掲載します。アキノタムラソウは、雄蕊が先に成熟する雄性先熟の植物です。この花は雄性期で、雄蕊が伸びて花粉を出しています。(2016年7月10日撮影)。
  • アキノタムラソウ06.JPG

☆これは雌性期になった花です。雄蕊は下に垂れ下がり、葯は花粉を出し終わりしおれているようです。上唇の下に雌蕊が伸びてきています。(2016年7月10日撮影)。
  • アキノタムラソウ07.JPG

☆アキノタムラソウの雌性期の花です。雄蕊は下に垂れ下がり、葯は花粉を出し終わりしおれているようです。雌蕊が成熟し、雌蕊の柱頭は2つに分かれています。(2016年7月10日撮影)。
  • アキノタムラソウ08.JPG

☆アキノタムラソウ(秋の田村草)の名の由来を調べたところ、古くは集合した軍隊を「屯(タムラ)」や「党(タムラ)」と言っていたので、秋に花が群れ咲いている様子からアキノタムラソウと名付けたのではないかという説がありました。また、紫色の花をたくさんつけることから「多紫草(たむらさきそう)」と呼ばれていましたが、キク科のタムラソウと区別するために「秋の」をつけてアキノタムラソウ(秋の田村草)と呼ばれるようになったという説もあります。
  • アキノタムラソウ09.jpg

☆アキノタムラソウの花言葉は、「善良」「自然のままのあなたが好き」「伝言」など。
  • アキノタムラソウ10.jpg





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Last updated  2019.08.25 06:46:54
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