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テーマ:楽天写真館(354207)
カテゴリ:山野草
☆7月31日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(14回目)に行きました。その内容を紹介しています。ウバユリの花です。(2019年7月31日撮影)。
☆ウバユリは、本州(関東地方以西)から四国・九州の藪の中や山中の木陰に生えるユリ科ウバユリ属の多年草です。年を経て鱗茎が太ると、大きな茎が伸び50~100センチになって、花をつけます。 ☆ウバユリの葉は、茎の中部以下に数枚集まってつきます。 ☆葉は、卵状心形で長い柄があります。葉身は、長さ15~25センチで、網状脈があります。 ☆ウバユリの花期は、7~8月です。ウバユリの花は、茎頂に数個、総状につきます。 ☆蕾の時期には、花被片の下に蕾を包む挟披針形の苞が見えます。苞は、開花すると落ちてしまいます。 ☆ウバユリの花を正面から観察してみました。外花被片3個、内花被片3個、それぞれの先端の内側には黒褐色の斑点が見えます。 ☆ウバユリの花は緑白色の花が横向きに咲き、花被片は不規則に並んでいます。ウバユリの花は、先端が少し開くだけで、ヤマユリやオニユリのようには開花しません。花被片内側には、雌蕊と雄蕊が見えます。 ☆花被片の中を見ると、雌蕊が見え、その雌蕊に沿って花糸の長さが違う雄蕊が並んでいます。 ☆ウバユリ(姥百合)の名は、花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられたそうです。『牧野植物図鑑』によると、「昔の人はこの様子を見て、娘が花の十八になるころ、世話をした人が歯(葉)のない姥になることにひっかけウバユリと名づけた」そうです。しろうと自然科学者が観察したところでは、ウバユリは花の時期にも果実ができた時期にも葉がたくさん残っていました。なお、枯れ始めているのも見かけました。 ☆ウバユリの花言葉は、「純潔」「威厳」「無垢」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.27 05:41:56
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