2019/09/25(水)05:54
ミズタマソウの花と果実。【夏(8月下旬)の高尾山での自然観察・その22】
☆8月22日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(15回目)に行きました。その内容を紹介しています。ミズタマソウの花と果実です。曇り空の林下でコンパクトデジタルカメラの写真が不鮮明なため、以前撮影した写真も利用して紹介します。(2019年8月22日撮影、一部は2017年9月14日撮影)。
☆ミズタマソウは、北海道から九州の山地の林下に生えるアカバナ科ミズタマソウ属の多年草です。
☆ミズタマソウは、茎の高さは20~50センチになります。
☆ミズタマソウは、茎には下向きの毛が生え、節は赤褐色を帯びることが多いそうです。写真では、茎に短い下向きの毛が生えており、節は赤褐色を帯びています。(2017年9月14日撮影)。
☆ミズタマソウの葉は対生し、長さ5~13センチ、幅1.5~4センチの長卵形から卵状長楕円形で、先端は尖り、縁には浅い鋸歯があります。
☆ミズタマソウの花期は8~9月で、茎の先や上部の葉腋から花序を出し、白色または淡紅色の小さな花をつけます。(2017年9月14日撮影)。
☆この写真でも、茎の先や上部の葉腋から花序を出しているのがわかります。
☆ミズタマソウの花は、花弁は2枚で、先が2つに裂けています。雄蕊は2本で雌蕊は1本、萼片は2枚で細い萼筒の下にたくさんの毛がある子房があります。花柄にも腺毛が見えます。(2017年9月14日撮影)。
☆ミズタマソウの果実は、直径約5ミリで、果実には4つの溝があり、白いカギ状の毛が密生しています。(2017年9月14日撮影)。
☆ミズタマソウ(水玉草)の名は、白い毛が密生する果実を水玉に例えて名づけられたそうです。
☆ミズタマソウの花言葉は、「心の美しさ」です。