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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.10.14
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カテゴリ:山野草
☆9月12日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(17回目)に行きました。その内容を紹介しています。イヌショウマの花です。(2019年9月12日撮影)。
  • イヌショウマ01.jpg

  • ☆イヌショウマは、関東地方から近畿地方の主として暖帯の山地の林中に生え、やや湿ったところを好むキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。
  • イヌショウマ02.jpg

  • ☆イヌショウマの茎葉は、退化して苞状になっています。根出葉は1~2回3出複葉で葉柄は長く、長いものは30センチを超えます。小葉は長さ5~20センチ、幅4~18センチ、掌状に切れ込み、縁には不ぞろいの鋭い鋸歯があります。写真では、1回3出複葉で葉柄が長いのがわかります。
  • イヌショウマ03.jpg

  • ☆イヌショウマの花期は8~9月で、高さ60~90センチの花茎状の茎を伸ばし、単一または株で分岐した穂状花序をつけます。
  • イヌショウマ04.jpg

  • ☆イヌショウマの花の蕾は丸く、淡紅色を帯びています。
  • イヌショウマ05.jpg

  • ☆イヌショウマの花は直径約4ミリ、白色からピンク色で、花柄はなく、長い穂状花序に多数つきます。写真でも、ごく短い花柄で茎についていることがわかります。
  • イヌショウマ06.jpg

  • ☆イヌショウマの花は、開花するとすぐに花弁状の萼片が落ちてしまい、雄蕊と雌蕊が残ります。雄蕊は多数つき、花糸は白色で長く、葯は円形または長楕円形です。多数の雄蕊の中央に、雌蕊が見えます。雌蕊は1個ですが、時に2個あることもあるそうです。
  • イヌショウマ07.jpg

  • ☆多数の雄蕊の中央に雌蕊が見え、雄蕊が落ちた花では雌蕊花柱が残っているのがわかります。
  • イヌショウマ08.jpg

  • ☆イヌショウマ(犬升麻)の名は、若菜を茹でて山菜として食用にできるサラシナショウマに対して、食用にできないことから名づけられました。植物の名前では、「役に立たない」「劣っている」ものに対して「イヌ」な名がつけられることがあります。
  • イヌショウマ09.jpg

  • ☆イヌショウマの花言葉は、「逃げる」「控え目」「自由」です。イヌショウマの学名「Cimicifuga biternata」の属名「Cimicifuga」は、ラテン語の「cimix(南京虫)+fugere(逃げる)」が語源で、悪臭に南京虫も逃げるという意味です。「逃げる」という花言葉は、属名に由来するようです。
  • イヌショウマ10.jpg

  • [追記]9月下旬、イヌショウマの観察を追加で行いました。(2019年9月23日撮影)。

    ☆イヌショウマの花期は8~9月で、高さ60~90センチの花茎状の茎を伸ばし、単一または株で分岐した穂状花序をつけます。
  • イヌショウマ11.jpg

  • ☆イヌショウマの花は、開花するとすぐに花弁状の萼片が落ちてしまい、雄蕊と雌蕊が残ります。この花は開花直後で、花弁状の萼片が見えます。
  • イヌショウマ12.jpg





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    Last updated  2019.10.14 05:15:18
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