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テーマ:楽天写真館(354365)
カテゴリ:樹木
☆3月21日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(4回目)に行きました。その内容を紹介しています。キブシの花です。(2020年3月21日撮影)。
☆キブシは、北海道(西南部)から九州の雑木林や林縁などに生えるキブシ科キブシ属の落葉低木または小高木です。湿り気と日陰を好むそうです。ふつうは高さ3メートル程度ですが、ときに高さ7メートルにもなります。 ☆キブシの花期は3~4月で、雌雄異株・雌雄異花です。葉の展開前に開花し、長さ4~10センチの穂状花序が垂れ下がってつきます。 ☆雄花(両性花)・雌花とも雄蕊8個、雌蕊1個ですが、雌花の雄蕊は退化しています。中央に緑色の雌蕊、その周りに黄色い8個の雄蕊の葯が見えますので、雄花(両性花)です。なお、雌花序は短く、雌花は雌蕊が突き出ています。 ☆キブシの花は、花弁が4枚、萼片が4枚です。萼片4枚のうち、外側の2枚は小さく、内側の2枚は大きくて花弁状に見えます。 ☆キブシ(木五倍子)の名は、キブシの実の黒い染料をヌルデの虫こぶから作るフシ(五倍子)の代用として使われたことに由来するそうです。江戸時代には、結婚した女性が歯を黒く染める「お歯黒」という風習がありました。お歯黒は、釘や鉄粉を食酢につけて酸化した液に、五倍子やキブシの実の粉末をつけて歯につけると、黒く染まるそうです。 ☆キブシの花言葉は、「待ち合わせ」「出会い」です。穂状に花が連なって咲くことから連想されて付けられたそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.28 05:19:06
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