2021/04/11(日)06:15
ジュウニヒトエ、ツクバキンモンソウ、チゴユリ、センボンヤリの花。4月初旬の高尾山(2021年4月6日撮影)。
☆4月6日、今年4回目の高尾山(東京都八王子市)での植物観察の続きです。ジュウニヒトエの花です。ジュウニヒトエ(十二単)の名は、花穂に花が重なり合う様子を平安時代の貴族女性の正装である「十二単」に例えてつけられたといわれています。一昨年は、4月下旬に同じ場所で見かけました。3週間ほど早いようです。
☆ツクバキンモンソウにも出合いました。ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)の名は、筑波山で最初に見つかったこと、キンモンソウ(金紋草)は基本種であるニシキゴロモの別名です。キンモンソウ(金紋草、錦紋草)は、紋様がある葉を錦に例えて名づけられました。葉の文様が印象的です。
☆チゴユリの花が咲き始めていました。チゴユリ(稚児百合)の名は、花が小さく可愛らしくチゴ(稚児)のようなユリ(百合)の花を咲かせることに由来します。名前の通り、直径1センチメートル位の小さな花を下向きに咲かせています。
☆センボンヤリの花も咲き始めていました。センボンヤリは、1年に2回花を咲かせ、春型と秋型の2種があります。センボンヤリ(千本槍)の名は、秋の花の長い花茎を槍に例え、道端にたくさん並んでいる様子が大名行列で槍の穂先に被せた飾りを連想させるところから名づけられました。
☆6号路は、昨年12月から今年の3月末まで閉鎖され整備中でした。6号路の上りの最後の急斜面に木製の階段が新設され、最後の力を振り絞る「難所」がなくなってしまいました。
☆花は終わっていましたが、フイリヒナスミレの葉を見つけました。まとまってあったので、来年は花の時期に観察したいと思います。