2019.03.03

葉が羽状に切れ込んで芹の葉に似ているセリバヒエンソウの花。【自然観察の振返り[23]キンポウゲ科の植物・第21回】

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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて7年、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第21回は、セリバヒエンソウの花です。(2018年4月16日撮影)。
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☆セリバヒエンソウは、中国原産の帰化植物で、明治時代に渡来し小石川植物園から逸出したキンポウゲ科ヒエンソウ属の1年草です。東京を中心に分布し、神奈川県や埼玉県でも観察されているそうです。(2013年4月22日撮影)。
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☆セリバヒエンソウの葉は、2~3回羽状複葉です。この葉の形が、セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)のセリバ(芹葉)の名の由来になっています。茎や葉には毛があり、茎には稜があるそうです。(2018年4月16日撮影)。
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☆セリバヒエンソウの花期は4~6月で、茎の先に花が2~5個の総状花序をつけます。セリバヒエンソウの花は、外側の花弁のように見えるのが5枚の萼片で、上部の萼片の後方が長さ10ミリほどの距のように伸びています。セリバヒエンソウの花弁は上下2対あり、上側の1対は白色で下側の1対はスミレ色と資料に書いてありましたが、花の中央に上下2対の4枚の花弁が見えます。下側の花弁には、切れ込みがあります。(2018年4月16日撮影)。
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☆1個の花を拡大して見ました。5枚の萼片(上萼片、側萼片2枚、下萼片2枚)と後ろに伸びる距、上下2対の4枚の花弁、花弁の下には雄蕊が見えます。(2018年4月16日撮影)。
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☆1対の上花弁の後方が距になり、それが上萼片の膜に被われていると書かれていました。花柄の途中には1対の小苞片があるそうですが、写真でも確認できます。なお、上の蕾を見ると、花が黄緑色の萼片(写真では上萼片と側萼片)に包まれていることがわかります。(2018年4月16日撮影)。
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☆セリバヒエンソウの花は、雄蕊が10本ほどあり、葯は最初黄色く、その後黒紫色になるそうです。黄色い葯が11個、黒紫色のものが2個見えます。雌蕊は3本あるというのですが、わかりません。(2016年4月19日撮影)。
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☆セリバヒエンソウの花の後には、3つに分かれた袋状の果実(蒴果)ができ、熟すと中にある黒い種子を弾き飛ばして広がっていきます。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。(2012年5月13日撮影)。
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☆セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の名は、葉が羽状に切れ込んで芹の葉に似ているヒエンソウ(飛燕草)です。ヒエンソウ(飛燕草)の名は、花の形が燕の飛ぶ姿に似ていることから名づけられました。(2018年4月16日撮影)。
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☆セリバヒエンソウの花言葉は、「華やかな雰囲気の」「軽薄」「陽気」などだそうです。「華やかな雰囲気の」は、花の形から理解できる気がしました。(2013年4月22日撮影)。
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Last updated  2019.03.03 05:28:05
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