カテゴリ:カテゴリ未分類
体外で培養、歯を完全再生=マウスで成功、人への応用目指す?日歯大
時事通信 1月3日(月)14時37分配信 マウスの歯の一部を体外で培養し、完全な歯を再生することに世界で初めて成功したと、日本歯科大生命歯学部の中原貴教授と同大新潟生命歯学部の佐藤聡教授の研究チームが3日までに明らかにした。今後、インプラントや入れ歯に代わる人の歯の再生医療として臨床応用を目指す。 中原教授らによると、生後5日のマウスの歯冠(歯の先)を、人間の歯と骨をつなぐ歯根膜の細胞を培養して作ったシート状のもので包むなどして特殊な培養液に入れた結果、1カ月でほぼ完全な形の歯が再生した。歯の根元である歯根や歯の土台となる歯槽骨、歯根膜も形成された。 条件が整えば、100%近い成功率で再生。再生した歯をマウスの前歯を抜き移植したところ、抜け落ちることなく正常に機能したという。 中原教授は「歯冠、歯根、歯周組織の全てを試験管の中で作り、歯全体を再生することが期待できる」としている。 歯の再生研究では、これまでに東京理科大などの研究チームがマウス体内での再生に成功している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.06 19:09:55
|