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2012/10/20(土)07:09

日光で襲われケガ…クマ被害県内相次ぐ 

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紅葉シーズンに空腹の熊。。。 日光で襲われケガ…クマ被害県内相次ぐ クマが出没したことを告げ、ハイカーに注意を促す日光署員(19日、日光市の赤沼茶屋前で) 県北で男性がクマに襲われ、重傷を負う事故が相次いでいる。19日も日光市で男性が襲われ、額や左手などを負傷した。人的被害以外でも県北では目撃・被害情報が急増しており、自衛手段を講じる住民も。猟友会や専門家は、エサのミズナラやコナラの実の不作で、行動範囲が広がっていることなどが背景にあると指摘する。「朝夕などのクマの活動時間の外出を避けたり、手をたたくなどして人間の存在を分からせ、遭遇を避けて」と呼びかけている。(山田博文、太田晶久、都梅真梨子) 19日午前7時半頃、日光市中宮祠のハイキングコースで、散策中の茨城県筑西市の男性会社員(53)が襲われ、額や左手にけがを負った。日光署の発表によると、男性は一人で木道を歩いている際、脇の草むらから体長約1メートル20のクマに突然飛びかかられ、もみ合いになった末、追い払ったという。男性はクマよけの鈴を持っていたという。クマの出没で通行禁止になったハイキングコース(同日、戦場ヶ原で) 現場は赤沼車庫から戦場ヶ原を経て湯滝へ抜けるハイキングコース。8月頃から目撃情報が相次でおり、環境省日光自然環境事務所が常設していた「クマ 出没注意」の看板を立て直し、より目立つようにしたばかりだった。 戦場ヶ原を管理する同事務所は、午前10時すぎからハイキングコース5か所に規制線を張り、終日立ち入り禁止とした。20日からはクマが襲った戦場ヶ原の入り口から湯滝に抜けるコースを閉鎖する。◇ 13日にも、矢板市内で牧場職員の男性(58)が午前5時半頃、牧場の門を開けて新聞受けから新聞を取ろうとしたところ、背後から突然襲われ、胸の骨を折る約6週間の重傷を負った。現場の状況などから、クマは男性を襲う前、牧場内で牛舎のエサを食べていたとみられる。 現場付近では、猟友会や行政の対応を待っていられないと自衛手段をとる人も。約2キロ離れた地域に住む男性(66)のリンゴ園では今年7月、一夜のうちに多くの実がなくなり、木にはクマが登ったような爪の跡があった。男性はその後、約40万円かけ約1キロの電気柵を周囲の外壁に巡らせ、夜間に立ち入る際には花火を鳴らして警戒する。「例年の20倍くらいクマを見かける。自衛の金額もばかにならない」と嘆く。 隣接する那須塩原市では19日までの目撃件数が89件、捕獲数が28頭。それぞれ例年の約3倍、2・5倍。市は「出没時期も例年より1か月ほど早い。クマは保護動物なので、被害後、駆除を許可してから20日以内しか駆除できず、過ぎると放置せざるを得ない」と悩む。◇ 日光市などでクマのエサとなる木の実を調べている茨城県立自然博物館の山崎晃司首席学芸員(51)によると、今年はクマの主食のミズナラやコナラがかなり不作だという。遭遇しないようにするほか、「山を手入れしたり不必要な人里の果樹を切り取るなど、人間とクマの領域を区別する工夫が必要」という。 那須塩原市内の猟友会も「今年のクマは、家畜の飼料を狙って人里まで降りてくる。人家などで楽にエサを得られると学習してきている」と懸念している。(2012年10月20日  読売新聞)   楽天で熊よけ鈴 他を見る。

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