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2018/01/13(土)05:00

「パトリオット・デイ」(2016年、アメリカ)

映画(617)

「パトリオット・デイ」(原題:Patriots Day)は、2016年公開のアメリカのドラマ映画です。2013年に発生したボストン・マラソン爆破テロ事件に関し、Casey Sherman/Dave Wedge の「Boston Strong」を原作に、ピーター・バーグ監督、マーク・ウォールバーグら出演で、事件発生からわずか102時間で犯人逮捕に至った顛末を、ボストン警察殺人課の刑事の目を通して生々しく描いています。  「パトリオット・デイ」のDVD(楽天市場) 【スタッフ・キャスト】 監督:ピーター・バーグ 脚本:ピーター・バーグ 原案:ピーター・バーグ 原作:Casey Sherman/Dave Wedge著「Boston Strong」 出演:マーク・ウォールバーグ(トミー・サンダース、ボストン警察 巡査部長)    ケヴィン・ベーコン(リチャード・デローリエ 、FBIボストン支局特別捜査官)    ジョン・グッドマン(エド・デイヴィス、ボストン警察警視総監)     J・K・シモンズ(ジェフ・ピュジリーズ、ウォータータウン警察巡査部長)    ミシェル・モナハン(キャロル・サンダース、トミーの妻)    アレックス・ウルフ(ジョハル・ツァルナエフ、爆弾テロ事件の犯人(弟))    セモ・メリキッゼ (タメルラン・ツァルナエフ、爆弾テロ事件の犯人(兄))    ジェイク・ピッキング(ショーン・コリアー、マサチューセッツ工科大学の警備警官)    ジミー・O・ヤン(ダン・マン、ベンツSUVを所有する中国人留学生)    レイチェル・ブロズナハン(ジェシカ・ケンスキー、第117回ボストンマラソンの観客)    クリストファー・オシェイ(パトリック・ダウンズ、第117回ボストンマラソンの観客)    ジェームズ・コルビー (ビリー・エヴァンス、ボストン警察警視正)    マイケル・ビーチ(デヴァル・パトリック、マサチューセッツ州知事)    メリッサ・ブノワ(キャサリン・ラッセル、タメルランの妻)    カンディ・アレキサンダー(尋問官)    ヴィンセント・カラトーラ (トーマス・メニーノ、ボストン市長)    ほか 【あらすじ】 2013年4月15日、毎年4月の第3月曜日「パトリオット・デイ」(愛国者の日)に開催されるボストン・マラソンの最中に、爆弾テロ事件が発生します。歓声は悲鳴に変わり、煙が立ち込める現場には血を流した負傷者たちが倒れています。会場の警備にあたっていたボストン警察殺人課刑事のトミー・サンダース(マーク・ウォールバーグ)は、警察無線で状況を報告しながら、仲間と救護活動を行います。やがて、FBIの指揮で捜査が始まり、特別捜査官のリック・デローリエ(ケヴィン・ベーコン)は事件をテロと断定します。ボストン警察との合同捜査で、監視カメラに映っていた「黒い帽子」と「白い帽子」の2人の男が容疑者として浮かび上がります。民間の調査機関や報道機関が別人を犯人とした情報を流し始めた為、デローリエ特別捜査官は、二人の容疑者、タメルラン・ツァルナエフ(セモ・メリキッゼ)とジョハル・ツァルナエフ(アレックス・ウルフ)の顔写真を公開します。テレビで報道されていることを自宅で知った兄弟は、さらなるテロを行うためニューヨークへ向かおうとします。タメルランは銃を欲しがるジョハルに「自分で奪え」と命じ、マサチューセッツ工科大学構内で警備警察官のショーン・コリアー巡査(ジェイク・ピッキング)を射殺しますが、通行人に見つかり逃走します。兄弟は路上駐車していたメルセデス・ベンツのSUVに目をつけ、所有者の中国人留学生ダン・マン(ジミー・O・ヤン)を脅して人質にして乗っ取ります。犯人がATMでダンの口座から現金を下ろし、ガソリンスタンドに立ち寄った際に、ダンは隙を突いて脱出、向かいの店に駆け込んで警察に通報し、警察はGPSで犯人が乗った盗難車を捜索します。ウォータータウンで停車中の車を見つけたパトカーが近づくと、タメルランがいきなり拳銃を発砲、応援のパトカーが駆け付ける中、住宅街で銃撃戦が始まります。兄弟は手作りの手榴弾で激しく抵抗、多くの警察官が負傷します。ベテラン警官のジェフ( J・K・シモンズ)がタメルランの足を撃ちますが、ジョハルは車で兄のタメルランを轢いて逃走します。翌日、ボストン広域に外出禁止令が出され、周辺地域に警察、FBI、SWATが出動、各家庭を1軒ずつ捜索するローラー作戦が展開されます。ある家の主人がシートで覆った庭のボートの異変に気付き、警察に通報、すぐに大勢の武装警官が駆け付け、ボートを包囲します・・・。【レビュー・解説】 ボストン・マラソン爆破テロ事件の顛末を実話に基づいてスリリングに描きながら、テロに屈しない市民の姿を讃えた、タイムリーで感動的なドラマ映画です。ボストン・マラソン爆破テロの顛末をスリリングに描いた感動的ドラマ映画 新たな局面に入ったテロとの戦い9.11同時多発テロに対してブッシュ政権が宣言した対テロ戦争は、2011年の首謀者オサマ・ビンラディンの暗殺をもって一旦、終焉しました。この10年の間にイスラム過激派の勢力図は大きく変っており、影響力を失ったビンラディンを暗殺したところでテロはなくならないとの見方はありましたが、9.11以降、国内でイスラム過激派によるテロを完璧に封じ込めきたことはアメリカにとって大きな成果でした。しかし、2013年のボストン・マラソン爆破テロは、そんなアメリカの自負を打ち砕く、衝撃的な事件となりました。この事件はひとつの潮目となり、以降、アメリカではイスラム過激派や右翼過激派などによるテロが頻発するようになります。 アメリカ国内のテロ事件(2013年以降)発生日事件名政治的傾向死者負傷者2015年6月17日チャールストン教会銃撃事件右翼過激派 人種差別主義912015年11月27日コロラドスプリングス病院銃撃事件キリスト教原理主義 人工中絶への反感392015年12月2日 サンバーナーディーノ銃乱射事件イスラーム過激派 スンナ派14242016年6月12日フロリダ銃乱射事件同性愛嫌悪 イスラーム過激派?49582016年9月17日ニューヨーク・ニュージャージー連続爆発事件イスラム過激派0352017年5月26日ポートランド列車殺傷事件右翼過激派 イスラム嫌悪212017年8月12日ユナイト・ザ・ライト・ラリー自動車突入事件右翼過激派1192017年10月31日ニューヨーク・マンハッタン自動車突入テロ事件イスラム過激派8122017年12月11日ニューヨーク・バスターミナル爆破事件イスラム過激派04 また、欧州でも人が集まるソフトターゲットを狙った大規模なテロ事件が頻発するようになります。 欧州のテロ事件(2013年以降)発生日国名事件名政治的傾向死者負傷者2014年5月24日ベルギーベルギー・ユダヤ博物館発砲事件イスラム過激派402015年1月7日フランスシャルリー・エブド襲撃事件イスラム過激派12112015年1月9日フランスユダヤ食品店人質事件イスラム過激派492015年2月14 -2015年2月15日デンマークコペンハーゲン連続銃撃事件イスラム過激派252015年6月26日フランスサン=カンタン=ファラビエ工場 襲撃事件イスラム過激派122015年11月13日フランスパリ同時多発テロ事件イスラム過激派 スンナ派1303682016年3月22日ベルギーベルギー連続テロ事件イスラム過激派 スンナ派323402016年7月14日フランスニース・トラックテロ事件イスラム過激派854342016年7月22日ドイツミュンヘン銃撃事件右翼過激派 反トルコ主義9362016年12月19日ドイツベルリン・クリスマスマーケット 襲撃テロ事件イスラム過激派11562017年3月22日イギリスロンドン・ウェストミンスター 襲撃テロ事件イスラム過激派5402017年4月7日スウェーデンストックホルム・トラック突入 テロ事件イスラム過激派5152017年4月20日フランスパリ・シャンゼリゼ通り警官銃撃 事件イスラム過激派132017年5月22日イギリスマンチェスター・アリーナ自爆 テロ事件イスラム過激派22592017年6月3日イギリスロンドン橋・バラマーケット襲撃 テロ事件イスラム過激派7482017年6月19日イギリスロンドン・フィンスベリー・ パーク襲撃事件(捜査中)1102017年8月17日スペインバルセロナテロ攻撃事件イスラム過激派13110+ 素早く映画化に動いたハリウッド ボストン・マラソン爆破テロはそれほど昔の話ではありませんが、世界的に有名なボストン・マラソンが標的にされたこと、犯人が住宅街に潜んでいたことなど、非常に身近な事件として記憶に残っています。事件から一年半もたたないうちに、ハリウッドでは三本の映画が動き出していました。 「Boston Strong」(20世紀フォックス):「ザ・ファイター」(2010年)のポール・タマシーとエリック・ジョンソンの脚本で、犯人捜査にフォーカス。「Stronger 」(ライオンズゲート):ジョン・ポロノ脚本で、犠牲者を救助した見物人のジェフ・ボーマンにフォーカス。「Patriots Day」(CBSフィルムズ):「ブリッジ・オブ・スパイ」(2015年)のマット・チャーマン脚本で、テレビ・ドキュメンタリー「60ミニッツ」の報道に基づき、最も事実に即している。「テッド」(2012年)のプロデューサー、スコット・ステューバーから「Patriots Day」を紹介されたマーク・ウォールバーグはボストン・マラソン爆破テロの映画化は時期尚早と考えましたが、脚本を読んでボストンのコミュニティの反応に触発され、彼が生まれ育ったボストンの街を敬意をもって細やかに語る必要があると感じ、世界中で似たようなことが起きていること、既に三本の映画が動いおり彼がやらねければ誰か別の俳優がやるであろうことも考え合わせて、CBSフィルムズと出演契約を結びます。この時、ウォールバーグはピーター・バーグ監督の「バーニング・オーション」(2016年)を撮影中でしたが、数週間もたたないうちにピーター・バーグ監督もこのプロジェクトに参加します。ちょうど『バーニング・オーション』を終えようとしている時のことでした。通常、撮影を終えたら休暇に入るわけですが、ウォールバーグは私はボストンに連れていき、私たちは何人かのキー・パーソンに会いました。私は、すぐにやろうという気になりました。「バーニング・オーシャン」や「パトリオット・デイ」のような映画を手がけ、実在の人物たちとともに過ごすと、彼らの実話に感染してしまうのです。ボストン警察の警視総監エド・デイヴィスがオバマ大統領から電話を貰い、「いいか、エド、こんなことが起きて残念だ。君が望むものは何でも与える。いつでも電話してくれ。でも、絶対にこの事件を解決するんだ。」と言われた時にどんな気持だったか、そんな話をじっくりと聞くわけです。(ピーター・バーグ監督) http://ew.com/movies/2017/01/10/mark-wahlberg-peter-berg-patriots-day-interview/ 二つの脚本を統合  一方、CBSフィルムズとステューバーは、20世紀フォックスから「Boston Strong」を購入します。「Boston Strong」は「Patriots Day」ほど事実に即したものではありませんでしたが、犯人捜査をするボストンの警官が強力な主人公となる面白い作品でした。「Patriots Day」が描く事実はとても正確でしたがドラマとしての緊張感に欠けていたことから、バーグ監督とウォールバーグはふたつの脚本を統合する作業に入ります。単なるアクション映画にしたくなかったバーグ監督は、何度もボストンを訪れ、カージャックをされたダン・マンを始め、関連部署の人々、医者など、すべての警官から、手足を失った人々、ツァルナエフ兄弟が住んでいたケンブリッジのアパートの近隣の人々まで、何ヶ月もかけて関係者の話を聞きました。​すべてに関わった一人の警官がいるわけではありません。映画を総合進行する誰かが必要で、それがウォールバーグの役でした。すべてに関与したわけではない警官をまがい物の勇気で飾り立てるよりも、ウォールバーグにボストン警察の警官たちを象徴させる方が意味があると思ったのです。(ピーター・バーグ監督) 実際、数多くの関連部署が一緒に動かねばなりませんでした。組織間の軋轢もありましたが、すべての軋轢を二時間の映画の中に詰め込むことはできませんでした。ボートでの容疑者の確保、逮捕に直接関わった警官だけでも20人から話を聞いています。(マーク・ウォールバーグ) 『羅生門』(1950年)のような世界です。あなたの真実があり、私の真実があり、客観的な真実があります。人々は各人各様に記憶するので、我々は多くの話を濾過する必要がありました。(ピーター・バーグ監督) 早い段階でバーグ監督に言ったんです、『すべての関係者を満足することはできないけど、誰もが誇れる映画にすることはできる』ってね。それが我々の仕事ですよね?語り部となり、正しく伝え、人々を讃え、一人でも多くの人に映画を観てもらうんです。(マーク・ウォールバーグ) http://ew.com/movies/2017/01/10/mark-wahlberg-peter-berg-patriots-day-interview/​かくして、すべてのキャラクターが実在の人物だが、主人公のトミー・サンダースとその妻キャロル・サンダースは象徴的な架空の人物という、ユニークな物語が実現しました。 主役は地元の人々 物語はマーク・ウォールバーグ演ずるトミー・サンダース巡査部長の視点を主に展開しますが、彼は必ずしも英雄的な活躍をするわけではありません。むしろ主役は、ボストンに暮らす人々です。 J・K・シモンズ演ずるジェフ・ピュジリーズは通勤の途中にドーナツを買うのが習慣のウォータータウン警察の巡査部長で、住宅街でテロリストと激しい銃撃戦を交えた事件を担当するFBIボストン支局特別捜査官のリチャード・デローリエ(ケヴィン・ベーコン) 、ボストン警察警視総監エド・デイヴィス(ジョン・グッドマン)は、ともにボストンで働いているだけではなく、ふたりとも地元のマサチューセッツ州出身まだあどけなさが残るMIT警備警官のショーン・コリアーは、大学構内で銃が目当てのテロリストに襲撃され、命を落としながらも銃を守り通した中国人留学生ダン・マンは、テロリストにカージャックされるものの隙を観て脱出、暗唱していたGPS番号で警察の迅速なテロリスト追跡に大きく貢献したパートナーのジェシカ・ケンスキーにボストン訛を教えるボストン出身のパトリック・ダウンズは、二人でマラソン観戦中に爆破テロにあい、二人とも足を失なったが、ダウンズは三年後、義足でボストン・マラソンを完走した証拠保全に為に爆発現場でずっと少年の遺体に付き添った名も無き警官は、最後に搬送される少年の遺体を敬礼で見送った・・・因みに、容疑者の確保に際して屋根の上からボートを狙いながらSWATチームと滑稽なやりとりをするフレーミングハム署の女性警官は、架空の人物です。実はボートに潜んだ容疑者の確保には、マサチューセッツ湾交通警察のSWATチームがアサインされていましたが、現場にはソレ以外も含めて当局関係者が2500人も集結しており、そのうちの数百人は自発的に集まった人々でした。バーグ監督は、そうした地元の熱意を表現するためにこのエピソードを織り込んだそうです。 権利通告なしの尋問 ところで、本作には、タメルランの妻キャサリンを権利通告なしに尋問する謎の尋問官が出てきます。映画の中ではその組織が明らかにされませんが、これは FBI の The High-Value Detainee Interrogation Group(重要抑留者尋問グループの意) です。これは強面のメンバーで構成されるグループで、差し迫ったテロに関する情報を持っている人々を、憲法に規定される権利通告なしに尋問できるという特殊なグループです。実際にどのような尋問が行われたかは明らかにされませんでしたが、彼らは明るみに出ることなしに脚本の作成に協力したといいます。アメリカは綺麗事だけではなく、テロリスト同様、強硬に対応する手段を持ち合わせていることを示唆するために、バーグ監督はこのエピソードを入れたといいます。 タイムリーだった公開 タイトルの「パトリオット・デイ」(愛国者の日)とは、アメリカのマサチューセッツ、メイン、ウィスコンシン州の3州で4月の第3月曜日に制定されている祝日で、毎年ボストン・マラソンが開催される日でもあります。世界的に有名なボストン・マラソンは、地元の人々にとって非常に重要なイベントですが、それを爆破テロで台無しにされた人々が、文字通り、コミュニティへの思いと愛で立ち上がる姿が感動的です。特にテロで足を失ったパトリック・ダウンズが、三年後に義足でボストン・マラソンを完走、ゴール直後に同じく足を失った妻を抱きしめる終盤のシーンは、まさにテロに屈しない「Boston Strong」の精神を象徴するかのような感動的な出来事です。事件から一年半足らずでこの映画が動き出した時、あらゆる方面から時期尚早との声があったそうですが、この事件の後、米国のみならず欧州でもソフトターゲットのテロが多発していることを考えれば、結果的にタイムリーだったと言えます。本作はこうしたテロに対する人々の関心を集め、市民に何が出来るのか考える良い機会を提供しています。 ウォールバーグとバーグ監督のコラボ作品 「ローン・サバイバー」(2013年)、「バーニング・オーシャン」(2016年)に続いて、本作はウォールバーグとバーグ監督のコラボによる実話ドラマシリーズの第三弾です。彼らは同じエージェントを使っており、二人は一緒にやるべきだとエージェントはいつも言っていたそうですが、「ブギーナイツ」(1997年)以来、ウォールバーグのファンだったというバーグ監督は忙しいウォールバーグのスケジュールをなかなか押さえることができず、長い間、二人が組むことはありませんでした。そんな折、ウォールバーグは、バーグ監督が「ローン・サバイバー」(2013年)の制作に悪戦苦闘しているという噂を耳にします。彼はバーグ監督に会って話を聞き、友人からファイナンスを引っ張り出しました。この時に、彼はバーグ監督やそのワーキング・スタイルに惚れ込み、一緒に組むようになったといいます。本作の後、彼らは次作の「Mile 22」にとりかかっていますが、今度はどのようなドラマ映画を見せてくれるのか、公開が楽しみです。 マーク・ウォールバーグ(トミー・サンダース、ボストン警察 巡査部長) ​マーク・ウォールバーグ(1971年〜)は、ボストン出身のアメリカの俳優、プロデューサー、歌手。貧しい家庭に生まれ、高校中退後、様々な職につくが長続きせず、ドラッグや暴力沙汰に明け暮れ、遠足中の黒人児童たちに投石して負傷させたり、コカインとアルコールで酩酊してベトナム人男性を襲撃し木の棒で殴りつけ殺人未遂の容疑で起訴され、感化院に収容された。成人後も、人に言いがかりをつけて暴力を振るい、顎の骨を砕く重傷を負わせるなど、ボストン警察には25回も世話になる。やがて反省し、自身の行いを改める決心、1994年に映画デビューして以来、仕事に専念している。「ディパーテッド」(2006年)の演技が高く評価され、第79回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、 主演・製作を務めた「ザ・ファイター」(2010年)が第83回アカデミー作品賞にノミネートされている。​​​​​​ ケヴィン・ベーコン(リチャード・デローリエ 、FBIボストン支局特別捜査官) ケヴィン・ベーコン(1958年〜)は、フィラデルフィア出身のアメリカの俳優。17歳で地元を離れ、ニューヨークで初舞台を踏む。「アニマル・ハウス」(1978年)で映画デビュー、着々とキャリアを重ね、「フットルース」(1984年)でブレイクする。以降、「大災難P.T.A.」(1987年)、「JFK }(1991年)、「ア・フュー・グッドメン」(1992年)、「ミスティック・リバー」(2003年)、「フロスト×ニクソン」(2008年)、「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」(2011年)、「COP CAR/コップ・カー」(2015年)などのヒット作に出演している。 ジョン・グッドマン(エド・デイヴィス、ボストン警察警視総監)  ジョン・グッドマン(1952年〜)はミズーリ出身のアメリカの俳優。オフ・ブロードウェイの舞台に立った後、テレビにも出演するようになり、1983年に映画デビューする。「バートン・フィンク」(1991年)、「ビッグリボウスキー」(1998年)と、コーエン兄弟監督作品で有名になる。「カーズ」(2006年)、「モンスターズ・ユニバーシティ」(2012年)など、アニメ作品への声の出演も少なくない。 J・K・シモンズ(ジェフ・ピュジリーズ、ウォータータウン警察巡査部長)  J・K・シモンズ(1955年〜 )は、デトロイト出身のアメリカの俳優。モンタナ大学で作曲を学び、1992年にはブロードウェイ・ミュージカルに出演、1994年にはオペラにも出演している。「スパイダーマン」シリーズの新聞編集長役で知られ、「セッション」(2014年)では厳格な音楽教師を演じ、第87回アカデミー賞で助演男優賞を受賞している。テレビドラマシリーズへの出演も多い。 ミシェル・モナハン(キャロル・サンダース、トミーの妻) ミシェル・モナハン(1976年〜)は、アイオワ州出身のアメリカの女優。2000年にテレビドラマの端役でデビュー、翌年に映画デビュー。徐々に大作に出演するようになり、「M:i:III」(2006年)ではイーサン・ハントの妻ジュリアを演じた。「ボーン・スプレマシー」(2004年)、「キスキス、バンバン」(2005年)、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)、「ミッション:8ミニッツ」(2011年)などに出演している。   【動画クリップ(YouTube)】 ​犠牲者が義足でボストン・マラソンを完走​ テロで足を失ったパトリック・ダウンズは、三年後に義足でボストン・マラソンを完走、ゴール直後に同じく足を失った妻を抱きしめる。ボストン・マラソンはボストン市民にとって特別なイベントであり、まさにテロに屈しない「Boston Strong」の精神を象徴するかのような出来事。 【撮影地(グーグルマップ)】​​​​​ボストン・マラソンのスタート地点ボストン・マラソンのゴール地点爆破事件の現場 ​サウス・ウェイマス海軍飛行場跡地にセットを作って、撮影している。​​MITの警備警察官が銃撃された現場​​ダン・マンが脱出し、警察に通報したガソリンスタンド​ ​左のシェルのスタンドで犯人が給油中に脱出、右のモービルのスタンドに駆け込んで助けを求めた。​兄弟と警官らの激しい銃撃戦が行われた場所犯人が庭のボートに潜んでいた家 ​近隣住民の反対があった為、実際とは異なる場所に撮影されている。​ 「パトリオット・デイ」のDVD(楽天市場) 【関連作品】 「パトリオット・デイ」の原作本(楽天市場)    Casey Sherman/Dave Wedge "Boston Strong: A City's Triumph over Tragedy" ピーター・バーグ監督xマーク・ウォールバーグのコラボ作品(楽天市場)   「ローン・サバイバー」(2013年)   「パトリオット・デイ」(2016年)   「バーニング・オーシャン」(2016年) ピーター・バーグ監督作品のDVD(楽天市場)   「プライド 栄光への絆」(2004年) マーク・ウォールバーグ出演作品のDVD(楽天市場)   「ブギーナイツ」(1997年)   「スリー・キングス」(1999年)    「ディパーテッド」(2006年)   「ザ・ファイター」(2010年)​​​​​​ ボストンを舞台にした犯罪映画のDVD(Amaozn)   「ミスティック・リバー」(2003年)   「ディパーテッド」(2006年)   「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)   「ザ・タウン」(2010年) 「スポットライト 世紀のスクープ」(2015年)

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