2006/01/30(月)00:18
良き思い出
過去を振り返るのはあまり良くないと言うが、
それでも振り返りたい時がたまにある。
僕は前職のときに相模原に住んでいた。
その時に、多忙な日々の合間を縫っては通っていた柔道クラブがある。
そこは、とある市民体育館の柔道場を利用しており、
当時は人数もあまり多くなかったが、
下は小1、上は63才といった幅広い年齢層の方々が集まっていた。
この道場に通っている子供達は決して強くなかったが、
いつも楽しそうに稽古をしていた。
また30才以上のベテランの方々は、
あの山○氏と同級生の強者や、寝○研○会に在席中のご老人など、
全盛期に比べてかなり落ちているが、
身体の調子が悪いなりにも、精一杯汗を流し、頑張っていた。
この人達に共通して言えることは柔道が大好きだということだ。
特に、63才の大先生は今も寝技、立技の両方をこなし、
若者に負けないくらいの馬力を持っている。
ちなみに僕は握力60キロほどしかないが、軽く握り潰される。
まだまだ頭が上がらない。
昨日、ひさしぶりに道場に顔を出したが、
みんなが温かく迎え入れてくれた。
小1だった子は、可愛がっていたからか、
「お~、久々じゃん!!」と言ってきてくれた。
憶えてくれているのは嬉しいけど、タメ語って。。( -_-)
悪気はないと思うので、スルーしといた。
お礼に袈裟固めの返し方をしっかりと体で教えてあげた。
ひさしぶりに行った道場は以前よりも人数が増え、
活気に満ち溢れていた。
初めて顔を合わせる人もいたが、同じジューダー。
組み合って稽古をすれば、すぐに仲良くなっていた。
ちょうど今日、道場の新年会があり、有り難く誘っていただいた。
家族ぐるみで顔馴染みなのだが、長女がスケートに行くというので、
仕方なく、僕ひとりで行くことにした。
稽古に来なかった人もいて、話をすることができた。
明日は仕事だから軽めにしとけば良いのに、
楽しいせいか、ついつい飲み過ぎてしまう。
座敷だったので、寝技の掛け合いをしてしまった。
稽古時間じゃないのに、お互いの技術を出しあう。
端から見れば、まさしく柔道バカだ。
でも楽しい。
たまっていた仕事のストレスも一気に吹き飛んだ。
今週末は家族で温泉旅行でもしようと思っていたが、
相模原に帰ってきて良かった。
本当に良かった。
なぜならこんな仲間に会うことができたから。
遠慮することなく、語り合うことができたから。
柔道を今までなんとか続けてきて、良かったと思う。
柔道を続けてきたから、こんな良い人達に出会うことができた。
逆に言うなら、柔道を続けていなければ
この人達と出会うことはなかっただろうし、
引っ越してからの東京駅道場の出会いもなかったと思う。
柔道を続けていたおかげだ。
つくづく一期一会という言葉の大切さを思い知らされる。
最後に大先生のSさんとカタイ握手を交わした。
63才でもさすが鍛えてるだけある。
また一瞬で握り潰された。