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 名無し@ Re:最近の地質・土質に関する判定に関しての疑問(07/05) どうしてこんなにも重要できつくて危険で…

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2017年04月10日
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カテゴリ:独り言・・・・
昨日のNHK報道を見て・・。

国の研究委員や大学の教授等がテレビに出て意見する事は非常に重要であるのはその通りである。

しかし、昨晩の放送を見ている限り、揺れの大きさや規模に於いて、木造住宅に対してあれほど非常に不安を与える報道そして全く根拠の無い試験機(揺れの探知機)を持って来ての報道について、あたかもこの試験機がボーリング調査に匹敵するかのような報道は、NHK報道としては非常に良くない不安だけ与える報道番組に成っていて、司会者の不勉強を強調して、専門家の意見としての軟弱地層があくまでも試験機で解る様な『嘘』の報道には全くガッカリしました。

確かに、研究者の地震に対する色々な研究結果についてその意味合いから大きな地震が起きた時のデータ分析を公表することは、非常に良い事ではあるが、幾らそうであっても日本に於いて木造住宅の良さを強調してきた半面、地盤はともかく(軟弱層が厚い=火山灰土も軟弱地盤に入れてる)、表層地盤=軟弱層である事を強調している点は、地盤評価をしている保険絡みの会社を後押しする様な報道で有ったとみる事が出来る。試験機の開発はいいのですが、実際どの程度信ぴょう性があるのか?不明である。

そもそも、日本は地震大国で木造住宅が当たり前の住宅構成を成してきたはずなのに、あの報道ではなるべく強固な住宅(木造を強固に)を作り、地盤は関係無い様な意味合いの報道で有った。
全く我々地質調査を真摯に営んで来た地質調査業者にとっては、あのような報道は全く理解できず、報道構成に意義を訴えるものである。

最後の方に出て来た【ネット地盤】等と云う会社が、研究者の開発した表層からの軟弱層厚での揺れの試験機を使っての地盤評価については、何の調査なのか、試験なのか、私は全く地質踏査をしないで地盤評価をしてしまう様な本当にこれから住宅建設をしようとする素人の皆さんに対して無責任な時代が来てしまうような感覚に襲われました。

現在でも、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)が木造住宅建設に於いては当たり前のように地盤調査として採用され、研究者や学者がその本性を知らずにあたかも文献等で学んだのみの結果から単価が安いと云う事で普及させ、本来の地盤調査であるボーリング調査を行なわずにSWS試験が主流と成っている事は、地盤を大切に考える事の出来ない土壌汚染と成る『セメント等による地盤改良』が優先している結果を生んでおり、「土壌汚染を奨励している」のである。

もっと、報道番組の意義を考えて、万人にも意味のある報道で有って欲しいと只々願うばかりです。

地震についての報道としては全く良く無い結果であったと私は思う。

地盤構成についても、テレビであのように簡単に解る事は無いと思うので、安易にあのような報道はして貰いたくない。

もっともっと真摯に真剣に地盤については論じて頂きたい。

ましてや軟弱層は粘土層と云うのもそうではないので、簡単に安易に報道してもらいたくない。

関東地方に関しても軟弱層が厚いのは低地部で有って、台地部は原地盤である限りそれほどの影響が無い事は実証されている。

学者や研究者はもっともっと万人に役に立つ研究を報道して頂きたい。

これが今回の報道に関する私の個人的な感想である。

何度も話しているが、地質・地盤調査に関しては、現場での作業者によって得られた正確なデータが一番大切で、それからそのデータ解析をする解析者の能力によるとりまとめが二番である。
この一番と二番によって報告書としての意味を成すのである。

今回の報道番組は、「地盤の揺れやすい」と云う報道で有ったと理解しているが、一番重要なのは、木造住宅であれ、鉄骨(S)・コンクリート(RC)であれ、地質・地盤調査はますます重要と成って来ると肝に銘じた所でもある。





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最終更新日  2017年04月10日 10時09分36秒
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