カテゴリ:natural life
8月の初め頃から、昼間『3年B組金八先生』の第6シリーズの再放送をやってます。
このシリーズは、リアルタイムでは見逃してしまっていたんですよね。 それで、再放送を機に観ています。 昼間は仕事に出ているので、いつもビデオに録画して夜に観てます。 実は、それでここのところ日記の更新をサボりがちに…^^; やっぱり金八語録は素晴らしいですね! あんな先生がいたらいいのにって、いつも思います。 生徒達も、実際はあんなに素直な子達はなかなかいないでしょうって思いますが、 それぞれのストーリーについ夢中になってしまいます。 それにしても、毎度ながらそれぞれの生徒が持つテーマが重いですね。 でも、姿は違えど今の子供達もみんな戦っているんだろうな。 金八先生を見ていると、中学2年の時の担任のA先生を思い出します。 2年A組の担任だったA先生。 バリバリの体育会系の先生。 今は体罰に対しては厳しく制限されているようですが、私の学生時代は、先生の体罰は普通にありました。 でも、それは暴力ではなくて、生徒を叱咤激励するための先生の愛情だったと思います。 A先生はとても熱い先生で、生徒が悪い事をしたら真剣に叱ってくれました。 女の子は殴らなかったけど、男の子にはたまにビンタが飛ぶ事も。 でも、先生にビンタされても男の子たちは、1時間後には先生とふざけて笑い合ってる姿もしばしば^^ みんな先生が真剣に生徒と向き合ってくれている事がわかっていたし、 もちろんみんな先生が大好きだと思っていました。 そう、少なくとも私のクラス全員は先生が大好きでした。 でも、ちょうどその頃から学校での体罰に対して、厳しくなってきた時代ではないかと記憶しているのですが・・・ ある日、他のクラスの生徒が、先生に殴られたと親に告げ口をしました。 そして、その子の親が大騒ぎして教育委員会にまで話が行ったらしいんです。 でも、それは明らかにその子が悪かったんですよ! 卑怯な真似をして、それを正そうと先生が叱った事を逆恨みして・・・ その結果、学期の途中だというのに、ある日突然先生に異動命令が出ました。 異動先は山の中の養護学校だと聞きました。 どんなに納得がいかなくても、私たちには先生を学校にとどめる力なんてありませんでした。 その報告にクラス中が泣きました。 校長先生にかけあっても、決まってしまった事だから…と私たちをなだめました。 そして先生とお別れの日、私たちの教室でクラス全員が涙し嗚咽が聞こえる中で先生が挨拶をしました。 先生の言葉達は、今でも大切に心の中にしまってます。 私たちはベタだけど『金八先生』の主題歌だった“贈る言葉”を先生の為に歌いました。 先生は、私たちに涙を見せないように、後ろで手を組んで食いしばって立ち、 そして歌が終わるまでの間、ずっと黙って上を見上げていました。 歌が終わってもしばらく、そのまま動きませんでした。 それは、まだ夏物の制服を着ていた、夏の終わりの出来事でした。 今でも思い出すと、涙が出ます。 まだまだ子供だった中学生の私たちには、理解したくても出来ない出来事でした。 子供だって子供なりにいろんな事を考えています。 時には間違った方向にだって進みます。 でも、そんな時に真正面からぶつかって正してくれる大人って、やっぱり必要ですよね! 子供はちゃんと大人を見ています。 先生が去ったその後ですが・・・ クラスは団結して、先生が育てた結果が私たちだって胸をはれる人間になろうって誓いあいました。 だってそれは先生との約束だったから^^ 『金八先生』を見終わった後、いつもA先生を思い出します。 あんなに風に熱い先生には、それから残念ながら出会えませんでした。 私は、金八先生やA先生のような熱い大人にはなれないかもしれないけど、 子供たちに見られても恥ずかしくない大人でありたいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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