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カテゴリ:エコロジー
アル・ゴア前副大統領の「不都合な真実」が日本でも上映され始めました。
同名の書籍とともに、今話題になっていますね! そして肯定論・否定論を含めいろんな議論が紛糾しているようです。 私も環境科学の分野で数年間この分野で研究していましたので、 できるだけのことを書いてみようと思います。 地球温暖化問題を語るときの典型的な結論に対して、 私は大きな問題があると思うのです。 その前に、よく議論の対象になる話題から考えてみます。 ●地球温暖化は本当の話なのか? 結論から言うと、世界中の科学者の間でも、 地球温暖化は進行しているという結論に達しています。 以前はそれが疑わしいと反論する人がたくさんいましたが、 今はほとんど鳴りを潜めています。 詳しいことは他のサイトでたくさん書かれているので書きませんが、 ・大気中の二酸化炭素濃度と、地球の平均気温は比例する。 ・この100年で二酸化炭素濃度は過去に前例がない濃度に達し、 さらに急速に上昇している だから 地球温暖化は確実に進行してると言っていいと思います。 例えば地学教室のサイトを見れば そこら辺が詳しく説明されています。 地球温暖化について最も信頼の置けるリソースは、 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)です。 関連する分野の世界中の研究者が参加していますので、 あまり政治的圧力によって事実を曲げられることもないようです。 ここまで科学者が政治的な意志決定に参画するのは、 本当に例のないことだと思います。 まもなくIPCCの第4次レポートが公開されるでしょうが、 <第3次レポートの要約は日本語にもなって ここに公開されています。 疑い深く思ったら、そのレポートを見ると理解できると思います。 だから、地球温暖化なんて嘘だ~と言って避けないでくださいね! それでは次回もっと本質的なことを書きたいと思います。 いつもクリックありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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