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カテゴリ:発酵
初めての挑戦ということもありますが、
1日目に麹室の故障があり、 3日目にまた麹室のふたが変形して修理したので、 温度35度 湿度90%にし切れていませんので、 条件的には万全ではありません。 しかし、3日目には真っ白い菌糸で覆われていたのが、 今日7日目で緑色の胞子ができました! 麹は通常白米で作るものですが、 健康のことを考えると玄米でやってみたいわけで、 そこが一つ大きな挑戦です。 一般的には麹菌は玄米の表皮を突き破れないので、玄米での麹作りは不可能と言われています。 寺田本家はそこを発芽玄米にして表皮を柔らかくし、 晴れて発芽玄米酒「むすひ」を製品化しました。 今回は12時間ほど浸水してから蒸しているので、 三種類の玄米ともわずかに発芽してました。 これが全てに麹菌が回った原因かもしれません。 今回宮城で貰ったお米は、表皮が柔らかいので、 発芽させないでうまくいくかもと期待してますので、 次は浸水させないで挑戦したいと思っています。 予想では複数の麹菌が繁殖して 赤や青などのいろんな色の胞子が出るのではと思っていたのですが、 緑色一色に染まりました。 黄麹菌だけが繁殖してくれたのは 選別作業がなくなるので大助かりです。 今回の反省点としては、 麹室の性能がイマイチだったこと。 内部の結露対策を甘くみてたので、 木枠を通り越して床まで水浸しになってしまいました。 これは内側にアルミシートを貼ることでかなり改善されましたが、 それでも水漏れしています。 また、アルミシートの内側が紙であるため、濡れると剥がれやすくなるので、 強度的にも問題ありです。 かといって厚い素材を内側に貼ると、 棚にしている金網が入らなくなります。 改善を重ねたので結局三千円近い出費となってます。 残念ながらこの麹室を改善していくより、 新しい麹室を作る方が安いかも。 次回はスタイロフォームで麹室を作ってみたいと思っています。 ちなみに、稲麹からの麹の作り方は現代農業2010年1月号に載っています。
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