(心)もう一度人を信じたくなるちょっといいお話
ある講演会でウルっときてしまったお話です。とても大切な教訓が含まれていると思います。是非読んでみてください。------------------------------------ありがとうを伝えたい もう一度人を信じたくなる60の話 第二章~より『1人1秒のプレゼント』マサと呼ばれている男の子がいた。マサは右足が不自由でいつも足を引いていた。だけど体育の授業にもサッカーの練習にも参加するがんばり屋である。運動会が近づき、クラス対抗リレーの練習が始まった。そんなある日、マサがしょんぼりして職員室にきて担任の太田先生に「僕、クラス対応リレーには出ません」と言う。黙っているマサを説得して、理由を聞き出すと、マサはクラスの一部の子達が「マサがいる限り僕らのクラスは一等になれっこない」と話しているのを偶然に聞いてしまった。そこで先生に「僕はやめる。僕が走ると負けるから」と言いに来たのだった。翌朝、太田先生はクラスのみんなにマサがリレーに出ないと言っていることと、その理由を説明し、最後に「リレーはみんなが力を合わせることが素晴らしいんだよ。大切な友達を、傷つけて、優勝したって何がうれしいの」と、問いかけた。すると一人の男の子が立ち上がって、こう叫んだのだ。「マサ走れよ。クラスのみんなが一人一秒ずつ速く走れば、38人で38秒速く走れる。そうしたら勝てるぞ。」その日から子どもたちは、それは、必死になって、スタートからバトンタッチの練習をする。そして、運動会の当日、マサは歯を食いしばって、自分の距離を走り抜いた。クラスのみんなもマサに一秒をプレゼントするために必死で走る。よそのクラスは転ぶ子がいたり、バトンを落とすミスも出て、なんとマサのクラスに優勝が転がりこんだ。太田先生は涙の向こうの子ども達の笑顔が、まぶしくて仕方がなかった。------------------------------------明日はこのお話を紹介してくれた人を紹介しますありがとうを伝えたい著者:芸術生活社価格:968円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る