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カテゴリ:小さな旅
岡山の弟宅へ泊まった翌朝、義妹はお盆に帰れない長女がいる
京都へ出かける予定になっていたので、 弟と二人で、姫路城へ行くことにした。 いつも新幹線から眺めるだけの姫路城に着くと、そびえ立つ天守閣は 高く大きかった。 日本に多数あるお城は、ほとんど国宝に指定されているのかと 思いきや、国宝は4つのお城だけ。 松本城、彦根城、犬山城とこの姫路城。 空に向かって建ち並ぶ天守群と白く美しい白壁の広がり、 天を舞う白鷺のように見える姫路城は別名白鷺城ともいわれる。 美しい姫路城は、実は計算しつくされた造りの要塞だった。 大手門から敵が侵入して来ても、本丸までは 曲がりくねった通路や石段で複雑で、時間がかかるよう 造られていた。 弟も姫路城の中に入るのは、初めてというので、 姉弟で仲良く天守閣まで上がって、姫路の町並みを 眺めてきた。 姫路城は、池田輝政が城主の頃に現在の5層7階の天守となった。 ここには、千姫の悲しい物語が残っており、以前三浦綾子氏の 「千姫物語」を読んで、一度は来てみたいと思っていた。 千姫と本多忠刻の歌碑があった。 「初秋の風を簾にまきりて 軒はにおふ竹の葉の露」 千姫は、長男を幼くして亡くし、夫の本多忠刻を亡くし、 江戸へ帰り、尼になって70才過ぎまで生きたそうだ。 お城の近くに「千姫天満宮」を見つけたが、寄らずに帰って しまい、天満宮のお札を集め損なったことが悔やまれる。 しかし、どうも恋愛成就の神様のようで、学問成就のお札を 集めているのだから、まあ、いいか。 朝9時半に着いて、お城を出たのが12時過ぎで、 1時間半のお城見学は、真夏の暑さもあり少々疲れたが、 一つ念願叶い、充実した日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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