ちょびっと日記*岡崎*

2005/12/12(月)22:35

肩膝が痛いと言われても・・・。

健康関連(20)

膝が痛くて正座できないと言われた。患者さんの奥さんである。 横になっていただき、膝を曲げていくと 踵とお尻の間が30センチくらいのところで かなり抵抗が増し、それ以上は痛くて無理のよう。 足を伸ばして膝関節周囲に触れてみると、 硬く縮んだままの筋肉で周囲を覆われている。 というか、全身の骨格筋が疲労して縮んだままに なっている。 仰向けで下肢を伸ばして脱力してもらっても 膝が軽く浮いてしまう。 膝と床の間に掌を入れても膝の裏に当たらない。 丹念に下肢全体の筋肉の弛緩を誘導できるように 触れた。 変化しないところはかなり強く圧迫したまま保つ。 変化し始めたらもっと緩く圧する。 それをつま先から腸骨付近まで行う。 私はまだまだ「ここから緩ませれば早い」というほど 順番を見つけていない。 当たるを幸いというか、数打てば当たるというか。 ともあれ、左右で45分ほどで膝裏に掌を入れると 手の甲に当たるようになった。 踵とお尻の距離も10センチほどにはなった。 正座すると痛みはあるが、我慢できないほどではなくなった という。 今の私の技量で初回でそこまでできれば充分だ。 それから2ヶ月。 毎週二回繰り返しているが、やっと開始の段階で お尻と踵の距離が15センチくらいから始められる ようになった。 力を入れずに近づけるとあと5センチくらいで抵抗が 強くなる。 押し付けるとお尻に踵が付きはする。痛みは無いという。 正座しても痛くは無いが膝が強く曲げられているという 感触はあるという。 足取りも随分しっかりしてきたという。 むしろ、そんなに悪かったのかと思って恐縮してしまう。 十代のころ、いま良くない方の足の指の骨を4本折ってしまった ことがあったらしい。 さもありなん。 足の裏のアーチが全く消えてしまっている。 ふくらはぎも大腿後側も、骨の輪郭まで触れられるほど 緩めるのは大変だ。血糖値もやや高く、 筋肉の反応も少し鈍いのだ。致し方ないが。 右肩も悪く、痛みで眠れない日もあるという。 なかなか肩まで充分な時間が取れない。 申し訳ないことだ。時間があってもできるかどうかは 分からないが・・・。

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