・書籍より

2015 8・13

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西田幾多郎『善の研究』(第5章)「知と愛」




〈物を愛するというのは、自己をすてて他に一致するの謂である。

自他合一、その間一点の感覚なくしてはじめて真の愛情が起る〉









「愛」の反対語は「憎」ではなく「無関心」ともいう。


確かに愛がなければ、相手の一利一害は人ごとだ。






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『103歳になってわかったこと』 人生は一人でも面白い
篠田桃紅 幻冬舎





◆日々、違う。生きていることに、同じことの繰り返しはない。


―― 老いてなお、道なき道を手探りで進む。





◆自分という存在はどこまでも天地にただ一人。


―― 自分という孤独を、客観しできる人でありたい。


 


◆自らの足で立っている人は、過度な依存はしない。


―― そもそも介入しない、期待もしない、負担にならない。





◆知識に加えて、感覚も磨けばものごとの真価に近づく。


―― 虫が知らせる、虫が好かない、を大切にする。





◆予定や目標にとらわれると、ほかが見えなくなる。

ときには、その日の風まかせにする。


―― 自分に規律は課さないし、外からも課せられない。





◆幸福になれるかは、この程度でちょうどいい、

と思えるかどうかにある。


―― いいことずくめの人はいない、一生もない。






◆夢中になれるものが見つかれば、人は生きていて救われる。


―― 頭で納得しよう、割り切ろうとするのは思い上がり。





◆考えるのをやめれば、なにも怖くない。ただ「無」になる。


―― 歳をとるにつれ、日常に「無」の境地が生まれてくる。






◆受け入れられるか、認められるかよりも行動したことに意義がある。


―― 人の成功を見届けてからの、あと出しじゃんけんではつまらない。





◆自然の一部として生まれてきただけ、と思えば気負いがなくなる。


―― 少しずつ自信をつけて、人はようやく生きている。





◆自らに由れば、人生は最後まで自分のものにできる。


―― 意に染まないことはしない、無理もしない。





◆杭に結びつけた心のひもを切って、精神の自由を得る。


―― 自分の年齢を考えて、行動を決めたことはない。












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