2007/01/23(火)07:26
ぼくのホウセンカ
保育園の夏祭りで、苗をもらってきた。一人ひとつずつ。ルンバがホウセンカ、パルタがバジルと本人達が選んだもので、以来2人とも「ぼくのホウセンカ」「ボクノハッパ」とかわいがってきた。
暑い季節にはぐんぐん生長し、ホウセンカはやがて花も咲かせた。ルンバは、それはもううれしそうに眺めていたものだった。そして咲いた花が枯れるたびに涙を流した。
少しずつ寒くなるにつれ、ホウセンカは元気を失っていった。1本枯れ、2本枯れ…ついに最後の3本目が枯れているのを、今日ルンバは見つけた。突然、ベランダから聞こえてきた号泣。
「ぼくのホウセンカ!! 大切にしてたのにーーー!!!」
枯れた枝をにぎりしめ、しばらく泣いていたルンバ。本当にとても大事にしていたんだね。そんな彼の気持ちが愛おしくて、ただただ抱きしめた。
「あたたかくなったら、またホウセンカを育てたい。いいでしょ?」
いいよ。たくさんお花を咲かせようね。
(ルンバ6歳2カ月/パルタ3歳1カ月)