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昨夜は海外駐在中の昔の仲間の一人が急な出張で日本を訪れていたため、仲間たちに招集がかかった。
仲間たち、と言っても、かつてグループに加わっていた女性たちは今はてんでばらばら。 一人は帰国中の仲間の奥さんなので、子供と海外にいる。 一人はバリバリのキャリアウーマンで、携帯で連絡をとろうとしたものの行き違いばかりで連絡つかず。 一人はやはり独身貴族で人生をエンジョイしているが、私とはなぜか縁遠くなってしまった。 あとの二人は結婚して夫婦仲もよく、いいお母さんをしている。 そんなわけで、他の女性にはべつに男性側からお声もかからなかったし、私からも一人以外には知らせなかった。 何と言っても出張者の時間的な都合からスタートが8時45分となってしまったため、普通によい妻/母として暮らしている友達にはちょっと遅すぎる。 それに本当に急な企画だった。 私は最初「私は一応行かれるけど、男性同士のほうが気楽だったらそうしてください」と返事しておいたら「別にソープに行くわけではないので、男性のみにこだわりません」と言う返事が来たので、出席することにした。 男性側も集まりが悪かったので、結局参加者は私を入れて4人。 出張者と、昔私のことを好きだった男性と、彼と、私。 夕食のスタートが遅いため、もしよかったら先に一杯やってますか、という幹事の誘いにも乗り、夕方待ち合わせ。 「彼」は前夜飲み過ぎたので食事から参加することになったため、幹事の彼と二人でビールを飲みながら、家庭的な話をした。 その後、ちょっと有名な焼肉屋に全員集合し、ひたすら飲んで食べた。 男性3人と一緒に食事をしていると、すごい量の肉を結構なペースでついつい一緒になって食べてしまった。 お酒の量も喫煙量もなぜか男性並みになってしまっていた。 出張中の彼は、昔はとても頼りないお人よしだった。 彼と結婚した気の強い女性(=私の友人)は彼のふがいなさに幾度となく怒り狂い、離婚騒動にも達したが、なんとか持ちこたえた。 昨日会った彼は、ずいぶん成長して、貫禄もついていたし、苦労しているんだな、という印象を受けた。 相変わらず心優しく、控えめでありながら、昔には見られなかった一緒にいて安心感を与えるような強さを備えていた。 そんな彼を見て、嬉しかった。 わざわざ空港でみんなに簡単なお土産を買ってきてくれて、おまけにお店のお姉さんにまでひとつあげてしまうというかわいい気前の良さを見せていた。 昔私のことを好きだった彼は相変わらずで、いつもみんなを寄せ集める人なつっこいキャラとまめさを備えている。 私の愛する彼はわりと寡黙で、ひたすら肉を食べビールを飲み続け、たまに突っ込みを入れる。 食事も終わり、時計の針はすでに12時近かったけれど、もう一軒行くか、ということになり、彼らがボトルを入れている店に移動。 出張中の彼は何度も「みなさんお休みのところを遅くまで付き合ってもらってすみませんねえ」と低姿勢に謝っていた。 私が「彼」と二人で会ったりしょっちゅう連絡を取っていることは他の二人は知らないので、幹事の彼が「彼」の厳しい近況についていろいろと教えてくれる。 私はふーん、そうなの、とうなずく。 それぞれ、順次生演奏のギターでのカラオケを歌いに行く。 彼らは仕事柄もあってか皆歌がうまい。 「彼」は相変わらず自分の世界に入りまくって歌い、その恍惚とした姿で見ている私たちを笑わせた。 出張中の彼は一番歌がうまい。 ものすごく久しぶりの彼の歌声に、皆で感心して聞きほれた。 この店でも昔話から今の話まであれやこれやと語りを入れた。 幹事の彼は、何かにつけて「俺らやっぱ仲間だもんな~」を連発する。 昔とは違い、それぞれにそれぞれの事情をいろいろ抱えながらだいぶ大人になった私達であるが、こんな彼らの「仲間」でいさせてもらえていることが私にとってはとても嬉しい。 私は彼らが大好きだ!! ちなみに主人は私とこの仲間たちとの関係をよく知っているので、私が出かけることになったときには快くお留守番を引き受けてくれた。 彼らは主人も公認の、私の大切な仲間たちである。 散々飲んでしゃべった後、出張中の彼はホテルへ、残りの3人はタクシー一台に同乗して帰宅した。 最初に、幹事の彼が降りた。 私はその後しばらく「彼」と二人きりでタクシーに乗っていたが、特に何も話さなかった。 二人ちょっと離れて座ったまま、ただ互いの手を重ねていた。 彼の家に着いたら、挨拶だけして別れた。 私はその後少し居眠りをしつつ、無事帰宅した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/04/04 06:22:35 PM
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