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彼は毅然としている 「君が責任を感じるのはナンセンスだし私の本意ではありません。そこはよろしく。」 ときた。 私は彼や神様に一時逃れのつもりでゴメンナサイと謝ったわけではない。 私は、本心に蓋をするように心を偽って、自分にとって都合のいい選択をした結果、今さら本心に沿おうとすることが社会的には曲がったことになってしまった、そのことを謝りたかった。 自分の愛する人を、捻じ曲がった形でしか愛せないという状況を、自分の選択によって作り上げてしまった、そのことをすまないと思っている。 そして、知らせから一日たった今、 私の中には行き場のない怒りがふたたびこみ上げて来た。 私がもし別居寸前の妻だったら 好きでもない夫の携帯をチェックするだろうか 仮に何か怪しいメールを見てしまったとする そこに芽生える感情は嫉妬なのだろうか 好きでもない夫に関わる女性に嫉妬するだろうか 嫉妬でも何でもいい、不愉快な感情を抱いたとする そこで興信所を雇おうとするのはなぜだろうか もし何か浮気の証拠でも出てきたとする 私はその証拠を元に何を得るだろうか 慰謝料? 自分は正しく、夫が間違っていた、という自己満足の根拠? 夫が追い込まれあたふたする姿を見ることで得られるひねくれた爽快感? 理解できない。 いつからいつまで興信所が彼をつけたのかは知らないが 調査中の彼の生活は潔癖そのものだったという。 そのことで、彼の妻はかえって逆切れしたらしい。 彼は、調査費用を負担した。 クサいことを言うようだけれど 愛に試練が付き物ならば どんな試練でも受けて立ちたい。 同じ人生で二度と同じ後悔を繰り返したくない。 自分の心の真実から 目を逸らし逃げるのではなく 迫害され続ける愛の真実を 守り抜きたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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