砂糖きびと さんぴん茶と 私 (その1)
さんぴん茶には思い出がある。あれは小学校の頃、真夏のクソ暑い日だった。叔父と一緒に砂糖きび畑をたがやした。 じりじりと焼け付く太陽、ガタガと耕運機の騒音、汗にくっ付くホコリ。。。もう最悪。こんな時は冷たいコーラーでも飲みたい。しかしそんな贅沢なもんはめったに飲めない。あるものといえばさんぴん茶だった。当時小学生のとーちゃんには さんぴん茶といえば年寄りが飲むただ苦くてマズイお茶でしかなかった。さらにお茶の入ったやかんは しゃく熱の太陽で十分熱くなっている。しかしこのやかんはまだ許せた。もっとヒドイものがあった。それは漂白剤の容器を水筒代わりに使うというものである。熱くなったさんぴん茶にプラスチックの臭い付きという最悪の飲み物だった。しかしあのさんぴん茶も今ではほかのお茶と肩をならべて自動販売機でうられるようになった。今でも飲むたびに思い出す。当時の頃を。。。。しかしそれは辛いイヤな記憶ではなく なぜか懐かしい思い出でとなってよみがえる。きっと さんぴん茶のさっぱりとした苦味とジャスミンの爽やかな香りがそうさせてくれるのかも知れない。ありがとう さんぴん茶。 その2へつづく人気blogランキングへよろしくお願いします。