[糸数民宿]の記事一覧 | 海人とーちゃんの元気が出る絵日記

にんげんドキュメント　糸数民宿のおじー

まず最初にNHK "にんげんドキュメント" のテーマ曲黄昏のワルツでも聴きながら読んで下さい。私がまだ小学生の頃　三日に一度だけ帰ってくる　父にあうのが楽しみだった。うす暗い船底の機関場という舞台裏で、いつも汗と油にまみれ、乗客と物資を無事に久米島まで届ける。白瀬丸の船員だった父は　ごつい体格と大きな背中に,機械の油が染み付いたグレーの作業着姿でそれは我々息子たちにとって尊敬する偉大なヒーローであった。父は子供たちの手土産を忘れたことはなかった。それは那覇で買った　ふわふわのパンや餅などのお菓子で、当時の久米島では手に入らない美味しいものだった。土産を渡す時の父の右手は親指と小指の二本だけだった。いつも物静かで笑顔の父からは過去にどんなにつらいことがあったのか知るよしも無い。子供たちはただ無邪気に那覇のパンをほおばるだけだった。父が若い頃　精米所に働いていた時に脱穀機で指を失うという事故にあったらしい。ちょうど田んぼで農作業をしていた母親は、担架で運ばれていく血まみれの男を目撃。近くで見てみるとそれが自分の夫であると分かった時はどんなにショックだったことか。当時、島には十分な医療設備などはなく　父もきっと苦しい思いをしたに違いない。それから、「みどり丸沈没」という不幸な事故にも遭っている。　　１９６３年８月１７日　那覇から久米島に向け出港した客船みどり丸が沈没し１００人以上が亡くなるという沖縄の歴史に残る大惨事であった。当時　船底の機関場でいつものように作業をしていた父はいつもとは違う大きな揺れを感じた。そして船体が大きく横に４５度以上傾た。まさか船が沈没するとは思ってない父は機関場に残りなんとか自分の任務を果たそうと努力した。しかし次の瞬間、機械がドタドタと倒れはじめた。緊急事態と判断した父はやむなく機関場を離れることを決心。ドアから押し寄せる洪水のような海水と荷物、襲いかかるように倒れてくる機械、そして次の瞬間、何とその機械が父の顔面に直撃。意識もうろうとなりながらも、その中からなんとか奇跡的に這い上がって脱出。海面では人々が我先にと小さな救命浮き輪に群がった。父も何とか浮き輪につかまることができた。しかし、ほっとするのもつかの間だった。近くで一人の乗客が溺れかかっていた。船乗りとして、最後まで乗客の安全を第一に考える父はやむなく浮き輪を手放し、その乗客に自分の場所をゆずった。それから自力で泳ぎつづける父。しかしそこは潮の流れが速く、父はどんどん遠くへ流されていった。船は大きく傾き浸水の勢いが早かったためSOSを発信することもできずに沈没した。そのため救助船が駆けつけた時は事故が起こってからすでに5時間以上も経過していた。港では安否を気遣う家族らが押し寄せた。那覇の泊港に集まる家族や関係者ら　写真は沖縄県公文書館公式サイトから転載それから10数時間が経過。あたりはすっかり暗くなってしまった。しかしまだ父が救助されたという連絡が入ってこない。もうダメかとあきらめかけていた頃、遂に救助船のサーチライトが父の姿を発見!ひとりまっ暗な海をさまよっていた父はその時いったいどんな心境だったのだろうか。父は我々息子たちにそのことを詳しく話すことはなかった。そして父の苦労を知らない子供たちは三日に一度帰ってくる父とお土産をただ無邪気に待つだけだった。そんなある日、父は大きな箱の土産をもってやってきた。開けてみるとそれは何とエンジン付の高価な模型飛行機だった。当時の糸数家は決して裕福ではなかった。トタン屋根の小さな家は夏はサウナのように暑く、冬は床下や壁からすき間風がピューピューと入ってきた。身分不相応な買い物だったということは言うまでもない。我々息子たちも子供ながらにそれがどんなに高価なものであるのかはすぐに分かった。それ以来その飛行機は兄と私と弟の3人の宝物だった。いつもは2段ベッドの下に隠し時々取り出しては、大空高く飛んでいる姿を想像するのであった。あまりにも大切なものだったため、結局一度も外で飛ばすことはなかった。いつしか父も船を降り民宿業に専念するようになった。糸数民宿にはなぜか個性的(変)なお客さんが多かったが父はどんなお客さんに対しても親切で文句や悪口を言うことは決してなかった。糸数民宿のオジーという誰からも愛されるキャラクターであった。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊2009年12月2日いつものように会社から帰ってくると電話にメッセージが入っていた。父が亡くなったという知らせであった。翌朝、ロスから羽田経由で沖縄本島に向い、その次の日の朝、飛行機で久米島に着いた。車から降り、いそいで玄関を入ると, ちょうど出棺が始まるところだった。間に合った。何とか最後に父の顔を見ることができた。その姿はまるで笑みを浮かべているかのように穏やかな表情だった。冷たくなった父の顔や腕に触れてみると数々の思い出がよみがえってきた。昔船乗りだった頃の父、兄弟3人と父の4人で行った沖縄本島旅行。。。。そして一度も飛ぶことがなかったあの模型飛行機。他人との争いごとをこのまず、また悪口を言うことも決してなかった父。我々子供たちに一番大切なやさしさを教えてくれた父。そしてあの飛行機は兄と私と弟 3人の心のなかでいつまでも空高く飛んでいます。ありがとう。父さん。偉大だった父の冥福を心より祈りたい。

格安！裏ワザ旅行プラン

「離島の民宿に泊まってみたい。だけどリゾートホテルと飛行機のパックのほうが安い。だから民宿には泊まれない。」　　そんな経験はありませんか？そんな問題を解決するグッドアイディアがあります。以下は久米島病患者のMAKABIさんの　”格安旅行裏ワザ”　です。----------------------------------------------------------------------　　まず、旅行会社で沖縄へ行く日からの「那覇１泊２日」のビジネスプランを申し込みます。（那覇では翌日のフェリー待ちなので、行きは仕事が終わっての最終便でもよいですね。）ビジネスプランは那覇市内（国際通り付近）のビジネスホテル泊なので、１年を通じて料金も安く一人当り25,000円～30,000円くらいでゲットできると思います。で、その申し込み時に那覇から帰りの航空便の搭乗日を延ばします。（最大１４日まで延ばせます）　つまり、旅行初日に那覇まで行き、旅行プランのホテルで１泊して翌日の泊港８：３０発のフェリー（片道3,000円）に乗れば4時間のクルージングを楽しんで、昼には久米島に上陸できます。久米島での宿泊は「バードアイランド1階ゲストルーム」や近所の「糸数民宿」を利用してください。糸数民宿は素泊まり１泊2,000円ですが、2食付3,500円コースがお勧め。　あとは、帰る日の久米島～那覇間のキャリアをフェリーか、時間の都合によっては飛行機（片道11,000円位）かの選択をします。　こうすると久米島そのものツアー（リゾートホテル利用）よりかなり格安で旅行ができますので、是非お試しあれ＾＾　なお、夏のシーズン中は込み合いますので、（本当かよ？）早めに店長のヨシボーに予約をしてくださいネ。------------------------------------------------------------ とーちゃんおすすめの激安民宿はての浜ツアー&喫茶、ゲストルームなかなかいいアイディアと思ったら一発！ありがとうございます。

ここだけの秘密

これは糸数民宿のおじーもおばーもまだ知らないここだけの秘密である。実はいつか久米島に海人とーちゃんの民宿を建てるのが夢なのだ。"そこを訪れた人々は癒され、また何度も帰ってくる。"そんな民宿をつくりたい。それでちょっとデザインしてみた。ぜひ皆さんの意見を聞いてみたい。　１．かっこいい。ぜひ泊まってみたい。２．どこが癒しなの？３．アホ４．その他次回はもうちょっとましな記事を書きます。とりあえず今日も一発！

糸数民宿から中継

今週の水曜日に里帰りで久米島に帰ってきました。糸数民宿のオジー、オバー、ヨシボーは相変わらず元気でした。糸数民宿と海人とーちゃんの生の写真です。糸数民宿を知らない方はまずこちらをご覧ください。部屋は2階と3階にありすべての部屋から海が見えます。部屋はいたってシンプルです。トイレはほとんどの部屋についてます。トイレ掃除担当のオジー、今日はきれいに磨いてありました。合格!民宿から見える風景。漁港のため海水浴には適していません。でも観光客がまったくいないのでのんびり夕日を眺めながら散歩するにはちょうどよい。ビーチまでは約2~3km。オバーがブツブツ交換で手に入れた旬の野菜が玄関に無雑作に置かれていた。オバーの魚運搬車です。右側に小さく写ってる人影は神霊写真ではありません。次回は久米島の美しい風景をアップします。お楽しみに!面白かったらクリックしてね。　

こんな民宿を探していた。Part３.　糸数民宿の謎久米島、民宿、

今回は鳥肌が立つ怖ろしいネタです。心臓の弱い方はご遠慮下さい。みなさん、アイアン　ジャイアントというアニメをご存知だろうか。ワーナー　アニメーションの超傑作アニメである。ロボットと少年の心温まる物語だ。ストーリーは単純だが、日本のアニメにはないなにか大切なものを教えてくれる。とーちゃんオススメの映画である。まだ見てない人はビデオ屋さんへ行こう。さて、実はこのビデオのあるシーンに信じられない怖ろしい事実が隠されている。まず下のジープの車両場番号をご覧頂きたい。　次に糸数民宿の電話番号を確認してみたまえ。098-985-4026こんなに怖ろしい事実があっていいものか？　これは単なる偶然なのか？あなたはこの事実をどう受け止めますか？１．単なる偶然である。２．きっと深いワケがあるにちがいない。（怖ろしい～）３．７ケタの数字がすべて当たる確立は　1/10+10+10+10+10+10+10 つまり1/70 である。４．とーちゃんは数学が得意。この謎の答えを知りたい方は直接　糸数民宿まで行って聞いて下さい。尚、電話で問い合わせるのはルール違反です。くれぐれも　いたずら電話だけはおやめ下さい。糸数民宿素泊り2.000円ご予約は: Tel:098ー985ー4026糸数民宿　Part1へ糸数民宿　Part2へ糸数民宿　Part3人気blogランキングへちょっと鳥肌がたった人は一発お願いします。沖縄,　久米島,　民宿, 格安,　激安,

こんな民宿を探していた。　　民宿、久米島、激安、格安、糸数民宿　Part２.

前回の糸数民宿の広告を見た２代目主、ヨシボーから「あんまり誇大広告するんじゃねー、客が期待しては困る。」と言う注意があった。で、もう一度前回の記事を確認してみたが特に誇張しているところはない。でもしょせん格安民宿である。あんまり期待しないで気軽に行こう。　糸数民宿素泊り2.000円ご予約は: Tel:098ー985ー4026次回は　”糸数民宿の謎”をお送りします。お楽しみに！糸数民宿 Part1へ糸数民宿 Part2糸数民宿 Part3へ人気blogランキングへいつものように一発お願いします。

こんな民宿を探していた。　　民宿、久米島、激安、格安、糸数民宿　Part1.

お知らせ：　この記事は数年前の記事です。オジーは他界し、オバーも最近引退しました。現在はよしぼーとぽんちゃん二人で切り盛りしています。（2017年8月現在）詳しくは直接　糸数民宿に問い合わせて下さい。098-985-4026格安民宿によくある問題点といえば、1。トイレやシャワーの数が少ない。2。相部屋であったりする。3。寝具がカビ臭い。4。食事がお粗末である。5。ロケーションが悪い。などがあげられる。でもお金を節約するためには仕方がないと思っているあなた、とーちゃんのオススメ糸数民宿はちょっとスゴイ。久米島の旧具志川村に位置するこの格安、糸数民宿。昔は公共工事のため　沖縄本島からの土木作業員のおじさん達で大繁盛していた。しかし最近は公共工事がめっきり減り, お客さんはほとんどいない。たまに常連客や口コミ客が2～3人やって来るだけである。料金は、素泊まり2.000円　　2食付き3.500円　　安い！1。おばぁーのこだわり。。。新鮮な魚　おばぁーは民宿の他にサシミヤー(さかな屋さん)も切り盛りしている。とても80代とは思えない若さだ。民宿の夕食には必ずおばぁーの新鮮なさしみが出る。魚の骨や頭は捨てることはない。農家へ持って行き、旬の野菜とぶつぶつ交換。さすが, おばぁー、糸数民宿の安さの秘密はこんなところにあるのかもしれない。2。ヨシボーのこだわり。。。味にうるさい現在は夕食は付きません、朝食のみとなります。　ヨシボーの担当は料理である。もともと本人が食いしん坊のためとにかく味にはうるさい。もちろんお客様にまずい料理を出すなんてことは絶対にありえない。特にチャンプルーはうまい。まとめて作り置きする事は絶対にない。必ずお客さんが席に付いてから一人分づつ丁寧に炒める。キャベツや豆腐から汁が出るという事はヨシボーにとって絶対に許されないことである。しかも、お客さんのタイプにあわせて微妙に塩加減を変えるところがにくい。さらにすごいのは格安民宿なのになぜかイセエビやにぎり寿司が出る時もある。さらに自分の気に入った常連客にはビールや泡盛をふるまう。もちろんタダである。ときどき予算オーバーで赤字を出す時もあるが、本人はほとんど気にしてない様子。以前は　おじぃーも糸数民宿の重要なスタッフだったが、2009年12月に　おじぃーは天国へと旅立ってしまった。3。おじぃーのこだわり。。。シーツと毛布　洗濯と掃除はおじぃーの仕事だった。シーツや毛布はいつも洗いたてで　梅雨の時期でも寝具がカビ臭いことはなかった。しかしときどきトイレや風呂の掃除をサボるときもあったらしい。　今は　よしぼーがおじぃーの代わりに洗濯や掃除を担当している。　部屋はシンプルな畳の間　客室は2階と3階にあり、全ての部屋から海が見える。海まではたったの50メートル。でも住宅地のため海水浴には適していない。ゴメン!　民宿専用の送迎バスなんてものはないが、おばぁーの魚運搬車に乗せてもらえる。かなり強烈な魚の臭い! でもガマンガマン。格安民宿なので文句はいえない。もともとこの家族、金銭欲とか見栄というものがまったくない。玄関に置いてあるビールの自動販売機は、店で買うよりも20円安い。"お客さんにさーびすさぁー"とおばぁーは言っている。なんとも良心的。"観光客からしこたま儲けてやろう"というイヤらしい根性はまったくないようだ。---------------------------------------------------------------糸数民宿　沖縄、久米島、格安、激安、民宿---------------------------------------------------------------ご予約は: Tel:098ー985ー4026 ネットでのご予約は受け付けておりません---------------------------------------------------------------住所:沖縄県島尻郡久米島町字鳥島290番地---------------------------------------------------------------料金: 素泊り 2千円 (一人一泊) 　　 2食付き素泊り 2千円 (一人一泊) 3千5百円 (一人一泊)---------------------------------------------------------------無料Wi-Fi---------------------------------------------------------------部屋:客室は2階と3階、畳の間、全部屋から海が見えます。---------------------------------------------------------------トイレ:ほとんどの部屋に付いてます。(一部の部屋は共同)----------------------------------------------------------------シャワー:共同----------------------------------------------------------------クーラー:コイン----------------------------------------------------------------洗たく機,乾燥機:有ります----------------------------------------------------------------クレジットカード:使えません----------------------------------------------------------------駐車場あり----------------------------------------------------------------タオル、浴衣など:タオル、せっけん、浴衣などの貸し出しはありません。　　各自持参となります。----------------------------------------------------------------ビーチまでの距離:イーフビーチ(約6KM) 　　シンリ浜(約2KM) 　　はての浜(渡し船で行きます)----------------------------------------------------------------はての浜ツアー予約:TEL&FAX　098-985-5745 http://birdisland.m-kumejima.com/----------------------------------------------------------------イーフビーチ方面へのアクセス法:バス、タクシー、レンタカー,魚運搬車?----------------------------------------------------------------民宿専用の送迎バス:ありません。でもおばぁーの魚運搬車に乗せてもらえます。(臭いけどちょっと我慢)----------------------------------------------------------------注) 糸数民宿のある旧具志川村は観光客が少なく,地元の人々がのんびり暮らしています。普通の観光にちょっと飽きた方におすすめです。あなたはこの激安、糸数民宿をどうおもいますか？１．なんだか泊まってみたい。２．やっぱり観光地のホテルに限る。３．海人とーちゃんは糸数民宿の息子であると言うウワサが・・・糸数民宿 Part1糸数民宿 Part2へ糸数民宿 Part3へ続々寄せられる糸数民宿への感謝のメール！人気blogランキングへいつものようにブチッと一発！　糸数民宿は看板がありません。赤い自動販売機が目印です。そんなもので分かるんですか？