テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:その他。(ニュース・恋愛・家での出来事)
深夜(早朝)、NHK『21世紀の潮流』って番組をやっていた。
モザンビークでは、少年兵が多く居るそうだ。 地元のテロ組織・レナモ軍が少年達を誘拐して行く。 この時点で信じられないのに、戦闘術を叩き込んで、少年兵に仕立てあげ、ゲリラ活動させるという。 ”自由を勝ち取る為”と言いながら、地元の人達を殺していく。 私にはその矛盾が全く分からなかった。 その国を護りたいなら、一番大事にされるべきなのは、子供じゃないの? 同じ国の人間を、何故、なんのためらいも無く殺せるの? 平和の為の戦争なんてありえない。 戦争があるから、平和じゃないんじゃない。 みんな、ご飯食べて、笑って、幸せになりたいだけじゃない。 アパルトヘイト政策を最後まで取り続けていた南アフリカ共和国。 黒人の多い国で、何故あんなにも長くその政策が取られ続けたのか、すごく不思議だった。 アメリカが、豊かな資源を求め、自分達の都合のいい国でいさせようとしたからだと言っていた。 分からない。 どうして皮膚の色が違うだけで、苦しめられなければならないの? 一枚皮を剥いでしまえば、中身は全く同じ人間なのに。 言葉が違っても、住む場所が違っても、皮膚の色が違っても、習慣が違っても、 心臓があって、脳があって、肝臓があって、膵臓があって、脾臓があって、 刺されれば痛いし、蹴られれば痛いし、殴られれば痛いし、踏まれれば痛い。 誰だって分かることなのにね。 それが当たり前じゃないのが悲しい。 「じゃあ、お前がなんとかしてみろよ。」 そう言われても、何一つ出来ない自分が口惜しい。 自分ひとりさえ持て余しているのに、他人のために何かしたいと思うのはおこがましい? 「時々、夢を見るんです。あの頃のことを。 家の裏で、一人は銃で撃たれて、一人は殴り殺されている。 私も殺した。殺せと言われて、何人も殺した。 今、私は畑を耕して、作物を育てようとしている。 その間は夢中で、あの頃の事を忘れられるんだ。」 元・少年兵だった青年が、溢れそうになる涙を指で拭きながら言っていた…。 番組が終わってからも、しばらく泣いてしまった。 やっぱり、ありえない。 平和の為の戦争なんて、ありえない。 私はそう思う。 夕方に流れたニュースにびっくりした。 広島平和記念公園にある原爆慰霊碑に、のみと金槌で傷をつけて男が逮捕されたらしい。 思わずテレビに向かって「いっぺん死んで来い!」と怒鳴りつけてしまった。 しばらくは怒りが治まらずに、父と母の所に言いに行った。 だって、原爆で骨すらも残さずに、一瞬で消えてしまった人達も居るんだよ? その名前だけでも分かる人を名簿に記載して、それを原爆慰霊碑の中に納めてある。 骨も遺品も拾えなかった人の家族や友人にとっては、お墓と同然でしょ。 もしも、私の家の墓石を蹴り飛ばして、傷なんかつけようもんなら、ものすっごい腹が立つ。 多分、ボッコボコに殴り倒すと思う。 怒りまくって。 っていうか、その墓石で殴り飛ばすかもしれん。 そんな風に大事に思ってる人たちが居るのに、よくもそんなことが出来たものね。 どれほど多くの遺族の方々が、あの慰霊碑の前で泣いてきたのか、 そんなことも分からないのか? 「碑文の『過ち』の文言が気に入らなかった。」だって? 戦争っていうのは、何処の誰が「正義だ」って言ったって、人殺しなんだよ? 過ち以外の何があるってのよ。 それがもう二度と起こりませんように、 またたくさんの人が死にませんように、 大事な人を亡くすような殺し合いが起こりませんように、 そういう願いを書いたものなんじゃないの? 親に言いながら、怒りながら泣いてしまった。 悔しくて。 私が悔しがっても仕方ないんだけどさ。 でも、心を土足で踏みにじられたような気がして、ものすっごく悔しくて。 ちなみに、この文章書いてる間もボロ泣きしてます。 本当に怒った時って、なんで泣けてくるんでしょうね。 どうか、もうこんなことが二度と起きませんように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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