2011/10/17(月)21:55
マンドリンリサイタル。
図書館職員のN女史が、マンドリンのクラブに入っておられて、
そのリサイタルがあるということで、ママンと一緒に行ってきました。
実はマンドリン、生で見るのは初めてだったりします。
小さめのホールで、2部構成で始まりました。
マンドリンにも、いろんな大きさがあるんですね。びっくり。
N女史は、一番小さなマンドリンで、主旋律のパートの一人でした。
低音部分はギター3本と、コントラバスも1本入っていました。
マンドリンは、とても澄んだ音色で、綺麗な音でした。
乾いた空気の中で聴きたい音だなぁと思いました。
なんというか、異国情緒あふれる音で、どこまでも澄んでいて軽やかで、
砂漠や、地中海性気候のような、乾いた土地の風によく似合う。
今回のテーマは「アメリカ」だったのですが、
あの音で、できればシルクロードっぽい情緒感のある曲や、
陽気なシチリアっぽい音楽も聴いてみたいと思いました。
最初、聴き始めた時、手前側近くのオッサンが、
えっらいギターが上手くて、厚みのある甘い音を出していて、
私の気のせいかな~?と思いながら聴いていたんですが、
どうやら聴き違いではなかったらしく、あとでソロで弾いてました。
やっぱ上手い。
軋む音もいいんだけど、とても厚みのあるあったかい音。
もっと聴きたいと思わされました。
2部は、アメリカを代表する作曲家、ルロイ・アンダーソンの曲の特集で、
あの有名な「タイプライター」も演奏されました。
古いタイプライターもしっかり出番がありましたよ。
CDで聴いた時には、そんなに面白いとも思わなかったんですが、
生で聴くとユニークで、とても楽しかったです。
前に座っている小さい女の子が、とても楽しそうにしていたのが印象的でした。
私は、「セレナータ」が一番好きだったかな。
マンドリンらしさが出ている気がしました。
指揮者の人も、有名なギタリストらしく、最後の方で弾き振りしました。
この人が入るだけで、空気が変わる。
ギターだから、弦は6本のはずなんだけど、
なんかどう見ても8本ぐらい張ってあるように見える・・・??
ギターの音は鋭くて、情熱的。
でも、好みかといわれると微妙だな~。
上手いのは、すっごく上手かったです。
全体の感想として、マンドリンの音色は綺麗だと思いました。
テーマを決めるのはいいけれど、もっとマンドリンの音色を活かした曲設定にしてほしいな~と、個人的には思いました。
あの綺麗な透き通った高音、幅の広がる中音、マンドリンセロの響き。
レガートを多く使う曲よりは、音の変化の多い曲の方が向いてる気がします。
・・・その分、難易度は上がってしまうんでしょうけど(^^;)
でも、初めてマンドリン、いや、弦楽器のみの演奏を生で聴けて良かったです。
N女史、ご招待ありがとうございました☆