2009/08/04(火)15:50
日常の中で出会える名所旧跡「火徳真君廟」
★うちの近所は
昔胡同を取り壊して
現代的建築(つまりマンション)に
変えていったせいか
マンションの庭の中に
著名な故人の居住があったり
(入場料は取るが一般開放している)
商店街の中に
突如として
でも溶け込むようにお寺があったり
裏路地に行けば修復中の廟らしきもの
など
名所旧跡に簡単に出会えてしまう。
ここも繁華街の中にあるけど
素敵なところだな~と
前々からずっと気になっていた。
なんだかとってもいい感じ。
この間は外国人が三脚持って
写真とってたくらいだから
たぶん外国人的には
思わずカメラに収めたくなるくらい
惹かれるものがあるここが
何か知りたくて
ある日プレートらしきものを見ると
「火徳真君廟」
とのこと。
ネットで調べてみたら
ここの花市火徳真君廟とは
明代から続く廟で
俗称を火神廟といい
北京で多かった火事を防ごうとして
祭られていたらしい。
かつでは参拝や廟会(縁日)など
栄えていたみたいだけど
今は静かにそのたたずまいをみせるのみ。
北京には昔、ここ花市の火神廟をはじめとして
幾つかの火徳真君廟が存在したが
現存しているのは少ないみたい。
ここも
山門や正殿等もあったらみたいだけど
今はこの廟のみが残っている。
ふ~ん
でも入れないんだ~
残念
と思っていたら
びっくりしたことに
今まで閉じていた大門が
GW頃に
いきなり開放してて
なんと
図書館になってた~
信じられない思いで
ちょっと唖然としながらも
中に入ってみる。
左手から入り
お荷物はこのロッカーにお預けください
中は完全なる四合院建築
庭を囲むように
東西北に3つ図書室(屋敷???)がある
一番真ん中の図書室をのぞいてみると
本当だ...
本がいっぱいある...
本当に図書室だ...
石碑が立つ寺院式建築の中には
ちゃんと盗難防止のバーみたいなものが立ってる~
所狭しと並ぶ蔵書の数々
朱塗りの柱が格別
雑誌やいろんなジャンルの書籍があったり
日本語学習だけでなく
他の外国語学習用の教材があったり
意外と豊富。
ただ
どれもちょっと古い???
雰囲気的には
図書館と言うより
古本屋さんのよう。
両サイドの建物は
西側は蔵書の選択収集をする部門
東側は貸し出しカードを作成する処と
子供用書籍の図書室
どれも
建物は寺院建築のままで
まるでお寺にいるみたい。
背にしているのはマンション群 見えないけど左手にデパートが
う~ん
古い建築物を再利用?
まさにリユース?
修復して
また寺院や名所旧跡として
活躍しているのは
見たことあるけれど
まさか図書館になろうとは
思いもよらなかった~
その発想がすご過ぎ
でも北京は
いたるところに名所旧跡があるから
こういう利用法が出来るのかもね。
ちなみに
日本のPasumoやSuicaような
「一ka通」を貸し出しカードとして利用し
借りる本の種類によって
貸し出し期間やデポジット(←ここがとっても中国的)が
異なるらしい。
首都図書館をはじめ
ここの祟文区、朝陽区、東城区、西城区とも
貸し出しネットワークがつながってるんだって。
意外と現代的。
ここはタダだし
ふらふら散歩しながら
何気なーくのぞいて見るのに
いい感じ。
中国の伝統的な寺院建築物なので
記念撮影にも適してて(笑)
ここの通りは
意外と面白いものがたくさんあるので
また徐々にUPしていく予定です。
☆花市火徳真君廟 図書館
住所:西花市大街113号 火神廟内
開放時間:毎週火~日 10:00~17:00
※ちょっと遠くには新聞も読める閲覧室があるらしい
☆本日の最高気温31度
最低気温24度
今週は晴れ間が多いといいな
三伏貼の中伏(加強)期間の始まり
また3日間朝貼りに行かないと
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