お気楽だよ

今日の日本の完敗でハッキリした事が3つあります。

ひとつはこのままパスで繋ぐ攻撃サッカーを目指すなら最低限、どんな状況においても90分以上走り抜く体力は最低限の必須条件です。

ふたつめはパスで繋ぐサッカーなのだから、肝心のパスの精度をあげないと話しにならないって事。

最後は3対1や4対1になっても一人で突破出来るスキルがなければ、どんな戦略を立てたところで世界では通用しないって事。

例え日本が守備主体でカウンター狙いでも、結局最終的には一人でボールを持って突破出来る選手が居なければ結果は同じだと思う。

日本の甘さはまさか世界レベルのプレスがこんなにきつくて球際に強いとは思ってなかったのかも。

中盤でも出す所が無くてボールを回してるだけだったし、特に前線でのボール回しは無駄に時間を使ってる感じで、今日のコロンビアもそうだけど、ブラジルやチリはワンタッチでボールを回してくるし、繋ぎのサッカーは本来ワンタッチが基本のはずだけど、結局日本は技術がないから出来ないだけです。

ネイマールのようなトリッキーなプレーが望めないのなら、地道に個ではなくチームとしてパスやシュートの精度をあげて行くしかないです。

動きの中で、相手のキツイプレスの中でも正確なパスをキチンと出せるか、少ないチャンスの中でいかに正確にシュートを決めるか。

基本回帰ですよ。

結局日本はコートジボワール戦でドログバに負け、ギリシャには11対10なのにドローで相手が引いて守った時のオプションが何もなく、今日のコロンビアでも前半は相手が主力休ませて何とか対等に戦えたけど、後半ロドリゲスが入ってからは立て続けに失点なので、自分達は『弱いんだ』って事を肝に命じた方がいいと思う。

本当に強いチームは相手の戦略を利用して勝つ事が出来るわけで自分達のスタイルじゃなくても勝てるのが真の実力だと思う。

悲しい事に日本にはネイマールもロッペンもロドリゲスもサンチェスも居ないので、やっぱり一人で囲まれても敵を置き去りにして突破出来る選手が欲しいです。

内田選手が試合後すぐに代表引退を口走っていますが、この発言も如何なものかと思います。
個人的に思う所あっての事だろうけど、いかにも日本代表に未練がないって感じで淡々と他人事のように試合を振り返ってる姿は寂しいです。

本当の理由はわからないけど、例え故障や肉体的な事だとしても直後に言う事ではないと思う。
今の日本代表には意味がないって感じにもとれるニュアンスに聞こえてしまうので。

今大会で個人的に一番魅力的なチームはそれこそ攻撃サッカーの代名詞のようなチリです。
手堅いオランダには敗れてしまいましたが、最後まで走り抜く体力と個人のスキルの高さと中盤からプレスをかけても攻守の切り替えの速さで守ってても常にアグレッシブで観ててもワクワクします。

チリこそ日本の理想とする完成形なんだろうけど、ワンタッチでのパスの繋ぎが出来なきゃ話しにならないです。
パスに自信がないなら初めからパワープレーも視野にいれて身長の高いFWを使うべきです。

日本は世界では通用しないって事からスタートすべきだけど、ハッキリ言ってもう見通しの甘い監督は避けるべきで個人的には名前より実績で選んで欲しいし、バカのひとつ覚えみたいに．困ったら岡田さんもやめて欲しいです。

4年後世界レベルで通用するＭＦやFWが誕生する事を切に願っています。

国内では天才でも世界ではただの人じゃ困るので。

マスメディアもいい加減提灯持ち上げ記事はやめて、現状をしっかり正確に伝えないと脱却出来ないと思う。

日本のサッカー選手の世界での洗礼はいつでもマスコミやサポーターからの罵詈雑言からで国内で厳しい洗礼を受けてない分打たれ弱い所があるので精神的にも強くなるためには日頃から厳しい目を持って接しなければいつまでもぬるま湯に浸かってる環境じゃ駄目だと思うので。

いつか堂々と互角に戦えるチームを目指してのスタートは今日から始まりです。