2015/08/27(木)13:22
色なき風
アルバムを閉じて色なき風の中
俳句をしてみようかと思ったのは、母との共通の話題を持ちたいということもありました。
もちろん結社に入るわけでもなく、句会に行くこともなく、ただ写真俳句ブログの中だけのこと。
句帳も持ってないし、ノートにメモしてあるわけでもなく、ブログの中に残っているだけ。
何ともいい加減なものです。
でも母は大変喜んでくれてました。電話での話は俳句のことが多くなり、
また旅行にも俳句を作る楽しみが加わりました。
いつも早めにチェックインして、二人だけの句会はとっても楽しい思い出です。
よかった!俳句を始めて‥と思ったのですが、なんせ「才能ナシ」
いつの間にか俳句も作らなくなってしまいました。
でも母は俳句を最後まで捨てなかったのです。
脳梗塞を起こし、まっすぐに書けなくなった字で最後の最後まで
俳句を作り続けました。
いろんな趣味の中で最後まで残ったのが俳句でした。
年末に亡くなった母、最期の句は
「ありがとうただありがとう除夜の鐘」 でした。
きっと除夜の鐘が聞こえていたのでしょう。