テーマ:介護・看護・喪失(5463)
カテゴリ:これからの挑戦
先月末、区役所で母のケアプラン提出しました。
いや長かったです。 本当にお役所仕事とは、身勝手なものです。 よくこれで今まで「福祉介護課」が成り立っていたものだと、感心します。 ひとえに我慢強い日本人の善意に支えられていたものだと、 改めて考えました。 介護保険ケアプランは、ケアマネしか立てられないと思い込んでいる職員の多いこと。 それを介護保険私がたてれば、一月7千円の税金が助かること。 この手を使って説得しました。 彼らは、自分の年金計算はたけているのに、税金の無駄遣いに関しては、 ほとんど感心がありません。 そこで説得したうえで、私に担当者をつけていただきました。 こちらの条件は二つ。 女性であること。 しかも40代以下であること。 私が若い女性好きだからではありませんよ。 年を取った男は、手こずるからです。 まず窓口にいる年を取った男は、民間ならリストラ対象であろうと思われます。 何回こちらが誠意見せても、上から見下ろし、聞く耳は持たない。 つまり名もない一市民の考えは、行政に反映できない。 こういった考えで、今まで役所勤めをしてきた人たちだからです。 もうそういう時代ではないのだと、いくら力説しても、接点がないから、 馬の耳に念仏です。 でも今回は私も引けません。 なぜなら名誉ある「名古屋市のセルフケアプラン第一号」を、目指しているのですから。 区役所を、説得してケアプラン立てなければ、 挫折した不名誉な○○区役所セルフケアプラン第一号となるわけですから。 そこで将来ある、これから福祉行政を支えてくれるであろう、 お若い女性二人を担当にしていただきました。 一人は40代。もう一人は20代の女性です。 どちらも魅力ある女性です。 ただまだ役所根性が染み付いています。 だからこうお願いしました。 「お互い未熟だということを意識して、セルフケアプランの未来の基礎作りをしませんか?」 年配の女性は 「よろしく願います」 こういったスタートが切れたのは、去年の暮れ。 私がセルフケアプランしますと宣言して、一ヶ月がたったころです。 そのあいだ五回も通ってのことです。 年明けに、介護保険提出書類をそろえれくれるよう頼みました。 そして次回に行ったところところびっくり。 平成12年度の書類を出したからです。 わかい女性の方が、私に差し出しました。 「バカヤロウ。もう介護保険改定でこの書式では提出できないのだ!」 と叫びたいところを。 若い女性の扱いになれた私は、 「かわいいお嬢さん、この書類は違うと思いますが」 思いっきり低姿勢にでました。 「この書式であっていますよ。おかしなことを言いますよね」 そこで私は席をたちこういいました。 「私も調べておきますから、そちらでもご確認を!」 次の訪問時にも、若い女性だけでした。 「どうでした?」 「え!」 そうです、彼女は忘れていました。 そこで大人のわたしは、こういいました。 「こんなことでは、お互いの時間が無駄になります。 担当をしばらく、もう一方に限定させていただきます」 「そんな、私ではだめですか?」 普通の男ならこれで、陥落しますが、私は大人です。 「いやほんのしばらくです。慣れるまでです」 そういって、担当を年配の女性にしてもらったのが、一月の末。 それから一ヶ月の間に、なんとは八回も役所に、その女性に会いに行きました。 ほとんどストーカー行為です。 でも仕方ありません。 次回訪問時までの宿題を与えたうえで、退散したにも拘らず。 次回に行っても、まだしていないのです。 「単に年をとった、おばさんだな」 といいたいのを、大人の私はこう言いました。 「大変お忙しくて、私のことなどお忘れなのでしょうが。 今月までに母のケアプラン作らないと、大変なことになりますよ」 ビートたけしの真似をして、彼女の心をほぐします。 そういって無事ケアプランが提出出来たのは、2月27日。 その最後の時になってもひと悶着ありました。 彼女達が今の書式の理解をしていなかったからです。 私が出したたった二枚のケアプランも。確認作業が出来ないからです。 普段なら席をたってしまう私です。 でももう二月は後一日しかありません。 そこで私がアドバイスする形で、二時間かけて確認作業しいていただきました。 その間に喫茶店で、コーヒー飲むこと三回。 350円×3=1050円の出費。 痛いですがいたし方ありません。 その場にいたら 「いつまで、もたもたしているのだ。何回チャンスを与えたら、役所は仕事してくれるのだ。 利用者に、確認作業もとめるとは、何事だ!」 こう叫んでしまったでしょう。 大人になった私はそうせず。お二方に最後にこういいました。 「よくここまで付いてきていただけました」 「ご無礼のほどお許しを」 「でもこれはチャンスと思ってくださいませ」 「ここで三人がうまくやれるということを、名古屋市に見せてやりましょう」 「少なくとも母があと10年生きるとしたら。 七千円×12×10=98万円」 「これだけの税金を節約したことになります」 「後に何人か続いていただければ、その人数分だけ節税になります」 私も大人になったものです。 これで女性恐怖症が解決できれば、安いものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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