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カテゴリ:お酒
自分の誕生年のワインを飲んでみたい!!と思う人は多いと思いますが
それが簡単に叶う年の人と、そうでない年の人がいます。 市場にでまわっている数が少ないワインは、とっても貴重なのです。 1963年のワインはなかなか見つからず、おまけに1963年のワインは美味しくないとの噂まである。 確かめてみたいけれど、1963年ワインを飲む機会はないだろうな~と思っていたのです。 骨董仲間の新年会で「1963年ワインを飲ませてあげよう!」というお誘いがあり おぉぉ!!!ついにキター。 えぇぇ???ラベルに年号が見えませんなぜ??? 理由を聞いてみると、あまりにもカビがすごかったので拭いたら消えたらしい。 大丈夫!コルクに「1963」に刻まれているから!!の言葉を信じて見てみると・・・ おぉぉぉ1963の数字が!!!万歳!!! 早速、コルクにオープナーをさしてグルグルグル・・・ わぁぁぁ。コルクが壊れていく!!! 仕方ないのでワインを茶漉しでこしながらカラフに注いでいき、 しばらく待つことになった。 よし!時は熟した。 いよいよ1963年ワインを味わう時が訪れた。 1963年生まれの女性2人と、1964年生まれの女性1人のワインが優先的にグラスに 注がれていく。 慌てて飲むな!香りを楽しめ!!の指示のもと、グラスを揺らしながら香りを楽しむ。 なんて甘くて魅惑的な香りこれは期待できそう。 3人の女性はグラスに口をつけた。 ・・・・・・・・・・・・ 3人無言 ・・・・・・・・・・・・・・・ 「ねぇ。不味くない?」 「ていうか、深みがない」 「45年の重みがないよね」 「ボジョレー・ヌーヴォー並みっていうか・・・」 おかしい!!こんなはずではないのです。 私たちの生まれた1963年の味はこんなに軽いはずがないのです。 45年の熟成された年月は、魅惑的で重みがあって上品なはずなのです。 軽くキレ気味の私たちはその後、1本7万円のワインと 不味さを確認するために昨年のボジョレー・ヌーヴォーを開けて飲んでみました。 1963年のワインは、ボジョレー・ヌーヴォーほど不味くはないが 7万円のワインには遠く及ばないという、非常に中途半端なワインでした。 ま、それだけ貴重ってことよね。 という結論に達した超楽天家軍団の夜は更けていくのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.04 12:48:35
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